fc2ブログ

2012.11.13.12.13

まーぼーどうふ

麻婆豆腐 (Mapo Doufu) は、ぼくが料理出来る数少ないモノのひとつで、さらに、進学の為に上京してから後に憶えたモノのひとつである。と、書いてしまうと、我ながら情けなさが身に沁みるが仕方ない。ぼくが作る事の出来る手料理の殆どが10代で習ったモノか、もしくはそのヴァリエーションでしかない、という事実でしかないのだから。
そんな自身の、料理に関する習熟度や錬度の低さについては、いくつもいくつも言い訳したい欲求に駆られるけれども、ここではぐっと我慢して、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) の事だけを書き綴る事にする。

そもそもが、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) を喰べる事自体が、上京するまで、ぼくにはなかった体験なのである。
別に喰わず嫌いとかそおゆう次元の話ではなくて、それ以前の話、つまり、ぼくの実家の食卓に、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) が出た事がないだけの話である。
ちなみに中華料理は、よく出されていた。本家本元の調理方法や、街の中華料理店のモノとは比べ様はないけれども、八宝菜 (Chop Suey) や酢豚 (Sweet And Sour Pork) はぼくが幼い頃によく出されていたモノだった。
と、ここまで記憶を辿ってみたら当時、街の中華料理の献立には、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) なるモノが並んだモノを観た記憶がない様な気がするのだが。

もしかすると、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) が受容されたのは、比較的に新しい事なのではないだろうか。と、思って調べてみると、この後に大活躍する事になる『麻婆豆腐の素』が丸美屋食品工業 (Marumiya Corporation) から販売されたのが1971年であって、恐らく家庭に広まったのはそれ以降の事なのだろう。

そおゆえば、恐らく丸美屋食品工業 (Marumiya Corporation) の『麻婆豆腐の素』のCMだと思うのだけれども、ブラウン管 (Cathode Ray Tube) に映る麻婆豆腐 (Mapo Doufu) を観て、軽い嫌悪感を抱いた記憶がある。

幼い当時のぼくとしては、冷奴 (Hiyayakko : Cold Tofu) にしろ湯豆腐 (Boiled Tofu) にしろ、勿論、そんな季節料理ではない、朝晩に日常的に供される豆腐の味噌汁 (Miso Soup With Tofu) にしろ、如何に、出された豆腐 (Tofu) を崩さずに喰べられるのだろうと、日夜、奮闘努力していた頃なのだ。
ぼくは、素から箸の使い方が悪く下手だったのだ。己の眼の前に出された豆腐 (Tofu) を、箸でひとつまみする事に酷く難渋していた時代だったのである。
そんな時に観た、ブラウン管 (Cathode Ray Tube) の中の麻婆豆腐 (Mapo Doufu) の皿に盛られた白いモノは、端っから既に崩れていて、箸使いの下手なぼくを嘲け笑っている様に観えたのである。

いやいやいや、ぼくが麻婆豆腐 (Mapo Doufu) をその当時、食する機会に恵まれなかったのは、そんな理由からではない。
ぼくの方に、都合も糸瓜もない
単純に、総ては親にある。
ぼくが、独り暮らしを始めてようやくに喰べる機会に恵まれたのは、なにも、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) に限っての事ではないからだ。
大学の新歓で初めて入った居酒屋で、産まれて初めてほっけの開き (Okhotsk Atka Mackerel, Cut Open And Dried) に遭遇して、その美味しさに感動してしまった、なんていう笑い話には、事欠かないのである。

それもこれも、ぼくの両親の、永年に渡る作為 / 不作為の所行の積み重ねに依るモノだけれども、それは、また別のところであらためて書き連ねてやって、昔年の怨みつらみを果たしてやろう。
麻婆豆腐 (Mapo Doufu) の話に戻る。

産まれて初めて麻婆豆腐 (Mapo Doufu) を喰べたのは、同じ下宿に棲む大学生の先輩の手料理だった。引越が終わってそこに棲み始めたばかりの頃で、なにから手をつけて解らない様な状態の時に、招かれて午飯をご馳走になった。その時のメニューが、それだった。
「自炊するなら、憶えておくといいよ。これと、あとは豆腐 (Tofu) だけで出来るから」
そのときの"これ"が、丸美屋食品工業 (Marumiya Corporation) の『麻婆豆腐の素』だったのである。

それ以来、ぼくは"これ"にお世話になりっぱなしなのである。

大概が、日曜日の午下がり、なんにも予定がない手持ち無沙汰な時だ。
米を1合半研いで、水にさらしている間に、買い出しに出かける。

images
豆腐 (Tofu)木綿でも絹ごしでも (Either Momen-tofu Or Kinu-tofu) 、どちらでもいいと想う。大概、単価は同じだし、一時期、悩みながら、交互に試してみたけれども、出来た料理のその味に違いは感ぜられなかった。
但し、一方の『麻婆豆腐の素』は、辛口でなければならない。個人的には、その上の大辛とか劇辛があっても良さそうな程なのだ。だけど、実際は存在しない以上、調理して行く過程で、調味料その他で辛さを増してゆく事にしている。

麻婆豆腐の素』と豆腐 (Tofu) 一丁だけあればそれで充分だけれども、量的にも食感的にも喰いたりない場合もあるので、挽肉 (Ground Meat) か肋肉 (Ribs) を賄う。

買い出しが終り帰宅したならば炊飯器のスイッチを入れるけれども、その際に、賄ってきた豆腐 (Tofu) を俎板に出し、ご飯が炊けるまでそのまま放置する。水切りをするのだ。豆腐 (Tofu) に染み渡っている水分が出れば出るだけ、麻婆豆腐 (Mapo Doufu) の煮汁が豆腐 (Tofu) に染み渡って美味しくなるからだ。その際に、豆腐 (Tofu) が崩れない程度の荷重となる様なモノを、豆腐 (Tofu) の上に据えられれば、さらに水切りは容易になるだろう。
ご飯が炊けたら、後は、『麻婆豆腐の素』の函に書かれた手順に従って、料理するだけだ。賄ってきた挽肉 (Ground Meat) ないしは肋肉 (Ribs) は、最初の湯が沸騰した時点で、鍋に突っ込めばいい。それだけだ。
その際に、下ごしらえとしてコンソメ (Bouillon Cube) を一片、投入してもいいだろう。また、好みにより、大蒜 (Garlic) や唐辛子 (Chili Pepper) を適当量、投入してもいいだろう。
なお、水切りした豆腐 (Tofu) は、刃物があたらない方が美味しい筈なので、一丁をそのまま鍋に投入、煮ながらその中で、崩して行く事にしている。

と、まぁ、そんな、ざっくりした調理を永年、している。

こんな簡単なモノでも失敗しようとしたら幾らでも出来てしまうモノで、豆腐 (Tofu) 一丁を勢いよく投入したら、その"おつり"の派手さと多さで、後の片付けが大変だったとか、最後の仕上げに投入する片栗粉 (Potato Starch) の片手間を惜しんで、水で溶かずに粉末のまま振りかけたら、不細工な白い固まりが幾つも出来てしまったとか、幾らでも書けてしまう。

だから、出来上がった麻婆豆腐 (Mapo Doufu) は熱々のまま、丼に山盛りに持った1合半のご飯の上にぶっかけて、その場ですぐに喰べきってしまうのに限る。
そこが、カレー (Curry) とのおおきな違いだ。

反省会もしない。

次回は「」。

関連記事

theme : ふと感じること - genre :

i know it and take it | comments : 4 | trackbacks : 0 | pagetop

<<previous entry | <home> | next entry>>

comments for this entry


>丸義さん

コメントありがとうございます。

単純に肚一杯になればそれでいいだろうというだけの料理なので、お恥ずかしい限りです。

> 胡麻油を少し垂らし、山椒を
次回、試してみたく思います。

2012.11.14.10.07. |from たいとしはる feat. =OyO=| URL


麻婆豆腐ひとつとっても=OyO=さん一筋縄ではいかない感じですね。
私は仕上げに胡麻油を少し垂らし、山椒をサッとかけて食べるのが好きです。

2012.11.14.06.13. |from 丸義| URL [edit]


>まゆみさん

ご丁寧にご報告ありがとうございます。

2012.11.13.15.59. |from たいとしはる feat. =OyO=| URL

相互リンク

初めまして、人気サイトランキングです。
サイトランキングを始めました。
ランキングに、登録して頂きたくメールさせて頂きました。
SEO対策にも力を入れています。
一緒に発展していけれるように頑張りたいと思いますので宜しくお願いします。
http://urx.nu/2sGB

2012.11.13.15.51. |from まゆみ| URL

only can see the webmaster :

tackbacks for this entry

trackback url

https://tai4oyo.blog.fc2.com/tb.php/974-54d240f8

for fc2 blog users

trackback url for fc2 blog users is here