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2012.10.21.10.40

Bill Evans Trio Sunday at the Village Vanguard Featuring Scott La Faro

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初めて買ったビル・エヴァンス (Bill Evans) の作品は『ポートレイト・イン・ジャズ (Portrait In Jazz)』 [1959年発表] で、それからすこしづつ、『ワルツ・フォー・デビイ (Waltz For Debby)』 [1961年発表]、本作品である『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード (Sunday At The Village Vanguard)』 [1961年発表]、そして『エクスプロレイションズ (Explorations)』 [1961年発表] と、増えて行ったのだけれども、そこから先は、一向に増える気遣いはない。

尤も、『カインド・オブ・ブルー (Kind Of Blue)』 [1959年発表] を始め、マイルス・デイヴィス (Miles Davis) の作品に参加した諸作品はあるのだけれども、あれらはやっぱりビル・エヴァンス (Bill Evans) の作品である以前に、マイルス・デイヴィス (Miles Davis) のモノでしかない。それらの作品にはモード (Mode) という鬼っ子、つまり、当時、ビル・エヴァンス (Bill Evans) 抜きでは成立しえない奏法が必須ではあるのだけれども、そこでそれ以上に、彼があるモノを成し得たのかというと、それはそれで疑わしいのだ。

結局ぼくは冒頭に書き出した4作品、即ち、所謂リヴァーサイド四部作 (The Complete Riverside Recordings) だけを聴いている訳なのである。

確かに、この四部作は、ジャズの歴史上でも、ジャズの教科書上でも、必須で必至で必聴の作品としての評価をモノしている。
このよっつの作品群での、ビル・エヴァンス (Bill Evans) とスコット・ラファロ (Scott La Faro) との演奏によって、所謂、インタープレイ (Interplay) というモノが確立されたとされているのである。

だから、ぼくがこの四作品だけを聴き込んでいたとしても、誰にも咎めだてられる謂れは一切、ない。
****や****を、嬉々として、大音量で聴き狂っているのとは訳が違うのである [解りやすい例示として具体的な固有名詞を挙げると、いつかどこかで誰かが異を唱えるのに決まっているから、伏字にしてみた。この駄文を読んでいるあなたの嫌いなジャンルや作品やアーティスト名を投入して読んでもらえば幸いだ]。

ナニをもってインタープレイ (Interplay) と呼ぶべきかは、様々な見解があるだろうけれども、現在では、普通に試みられているアティテュードだから、現在の耳で聴けば、特殊な事では、一切にない。
そういう意味では、モード (Mode) だっておんなじだ。かつての革新的なアプローチは、時代を経るに従って、オーソドックスな手法となって、一般化している。

だから、普通に音楽に慣れ親しんでいるヒトビトの耳で聴けば、ビル・エヴァンス (Bill Evans) の四作品は、典型的なジャズ・ピアノ・トリオ (Jazz Piano Trio) のそれとして、響いているのに違いない。
小難しい理屈や、演奏家にしか解らない技術論を抜きにしても、充分に愉しめるし、存分に美しい作品群であるのに、間違いはないのだ。

でも、それだけがぼくがこの四作品だけに拘泥している理由にはならない。

恐らく、ぼくは、ビル・エヴァンス (Bill Evans) のピアノ・プレイを聴きたいのではないのだ。
ぼくが聴きたいのはきっと、スコット・ラファロ (Scott La Faro) のベースなのだ。

だから、リヴァーサイド四部作 (The Complete Riverside Recordings) の中の第3作、1961年7月6日に交通事故によって死亡してしまったスコット・ラファロ (Scott La Faro) への追悼作品とでも呼ぶべき、本作品『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード (Sunday At The Village Vanguard)』 [1961年発表] を聴く回数が最も多いのだ。
それは、ビル・エヴァンス・トリオ (The Bill Evans Trio) と銘打ちながらも、リーダーのオリジナル楽曲が収録されずに、スコット・ラファロ (Scott La Faro) のオリジナル楽曲が2曲も収録されていたり、他の三作品に比べて、ベース音が大きく鳴り響いているからでもある。

ちなみに本作品は、四作品の中でも、最も人気のある『ワルツ・フォー・デビイ (Waltz For Debby)』 [1961年発表] と同日にレコーディングされた楽曲で構成されている。

ものづくし(click in the world!)121. :
Bill Evans Trio Sunday at the Village Vanguard Featuring Scott La Faro


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Bill Evans Trio Sunday At The Village Vanguard Featuring Scott La Faro

1. Gloria's Step (take 2) (Scott La Faro) 6:10
2. Gloria's Step (take 3) (Scott La Faro) 6:48 *
3. My Man's Gone Now (George & Ira Gershwin) 6:25
4. Solar (Miles Davis) 8:57
5. Alice In Wonderland (take 2) (Fain - Hilliard) 8:32
6. Alice In Wonderland (take 1) (Fain - Hilliard) 6:57 *
7. All of You (take 2) (Cole Porter) 8:20
8. All of You (take 3) (Cole Porter) 8:00 *
9. Jade Visions (take 2) (Scott La Faro) 3:57
10. Jade Versions (take 1) (Scott La Faro) 4:06 *

* Bonus track.

Bill Evans - piano
Scott La Faro - bass
Paul Motian - drums

Produced by ORRIN KEEPNEWS.

Recorded at the Village Vanguard in New York City ; June 25, 1961.

Original liner notes written by IRA GITLER and ORRIN KEEPNEWS

Digital remastering, 1987 - Joe Tarantino
(Fantasy Studios, Berkeley)

Photo : Donald Silverstein

Riverside Records
(P) & (C) 1987, Fantasy, Inc.
All rights reserved.

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