2012.09.11.15.47
高校物理は学んでいない。
ぼくの高校では、一年次では化学を学び、二年次で既に文系と理系に別れる。理系に進めば、物理ないしは生物を選択する事になるが、文系に進んだぼくには、その選択肢はない。生物を学ぶのだ。
文系の国公立受験者は、理科に関しては、化学と生物でもって受験しなければならない。
一方、数学に関しては一年次で数I、文系に進めば二年次で数IIBを学んでそれで総てだ。国公立の大学を受験するモノだけが、いくつもある選択科目の中から数Iを選び、一年次に学んだモノの復習に充てる事になる。
総ての教科が、共通一次の受験の為だけに充てられている様な気がする。
ユークリッド幾何学 (Euclidean Geometry) というモノをいつ頃、知ったのかと言うと、高校一年の夏休みに幾冊も読んだ、ブルーバックスからだ。確か、夏休みの宿題のひとつに、ブルーバックスの中の一冊を読んで、感想文を書かなければならなかったのだ。夏休み前に手渡された、藁半紙の中の一枚に、教師推薦のブルーバックスの題名が100冊近くもリストアップされていた。
その一方で、国語教師からは読むべき文学作品のリストが、やはり同様に100冊近く選び抜かれて挙げられていて、こちらはこちらで最低一冊は読まねばならず、そして、読んだら読んだで感想文を書かねばならなかった。
序でに書けば、英語教師からも同様に英語の副読本のリストがあって、 ...、と書いていくときりがない。
だから、ここで指摘しておくべきなのは、下手な文学作品を読むよりも、理系の書物の方が、意外と新鮮で愉しかった、という事に尽きるだろう。
と、いう訳で、高校一年の夏休み、ぼくは、面白そうな題名のブルーバックスを手当り次第に読み耽っていたのである。
その中の一冊に、[書名も著者名も忘れてしまったけれども] 相対性理論 (Theory Of Relativity) の入門書があり、そこでは当然の様に、非ユークリッド幾何学 (Non-Euclidean Geometry) と非ユークリッド空間 (Non-Euclidean Space) が紹介されていた。
つまり、ぼくはそれを否定する、もしくはそれを越える、概念を先に知る事により、ユークリッド幾何学 (Euclidean Geometry) なりユークリッド空間 (Euclidean Space) なりを学んだのである。
学習の順番としては非常に妥当性から乖離したモノなのかもしれないけれども、でも、ぼくにとっては、よくある手順なのだ。
シュルレアリスム (Surrealisme) を知ってからレアリスム (Realisme) を知ったり、フリー・ジャズ (Free Jazz) を体験した後にモダン・ジャズ (Modern Jazz) に回帰したり、なんて事はざらなのだ。
恐らく、デフォルメ的に突出したモノに最初に興味や関心を抱き、その後に、それらを産み出した原典となるべきモノに遡って体験するのだ。
非ユークリッド幾何学 (Non-Euclidean Geometry) / 非ユークリッド空間 (Non-Euclidean Space) と、ユークリッド幾何学 (Euclidean Geometry) / ユークリッド空間 (Euclidean Space) も、同じ様な方法論で、ぼくは知ったのである。

上記掲載画像は、バウハウス (Bauhaus) のファースト・アルバム『暗闇の天使 (In The Flat Field)
』 [1980年発表]。 なぜ、このアートワークがここに掲載されているのか、説明すべきなのだろうか。
次回は「く」。
ぼくの高校では、一年次では化学を学び、二年次で既に文系と理系に別れる。理系に進めば、物理ないしは生物を選択する事になるが、文系に進んだぼくには、その選択肢はない。生物を学ぶのだ。
文系の国公立受験者は、理科に関しては、化学と生物でもって受験しなければならない。
一方、数学に関しては一年次で数I、文系に進めば二年次で数IIBを学んでそれで総てだ。国公立の大学を受験するモノだけが、いくつもある選択科目の中から数Iを選び、一年次に学んだモノの復習に充てる事になる。
総ての教科が、共通一次の受験の為だけに充てられている様な気がする。
ユークリッド幾何学 (Euclidean Geometry) というモノをいつ頃、知ったのかと言うと、高校一年の夏休みに幾冊も読んだ、ブルーバックスからだ。確か、夏休みの宿題のひとつに、ブルーバックスの中の一冊を読んで、感想文を書かなければならなかったのだ。夏休み前に手渡された、藁半紙の中の一枚に、教師推薦のブルーバックスの題名が100冊近くもリストアップされていた。
その一方で、国語教師からは読むべき文学作品のリストが、やはり同様に100冊近く選び抜かれて挙げられていて、こちらはこちらで最低一冊は読まねばならず、そして、読んだら読んだで感想文を書かねばならなかった。
序でに書けば、英語教師からも同様に英語の副読本のリストがあって、 ...、と書いていくときりがない。
だから、ここで指摘しておくべきなのは、下手な文学作品を読むよりも、理系の書物の方が、意外と新鮮で愉しかった、という事に尽きるだろう。
と、いう訳で、高校一年の夏休み、ぼくは、面白そうな題名のブルーバックスを手当り次第に読み耽っていたのである。
その中の一冊に、[書名も著者名も忘れてしまったけれども] 相対性理論 (Theory Of Relativity) の入門書があり、そこでは当然の様に、非ユークリッド幾何学 (Non-Euclidean Geometry) と非ユークリッド空間 (Non-Euclidean Space) が紹介されていた。
つまり、ぼくはそれを否定する、もしくはそれを越える、概念を先に知る事により、ユークリッド幾何学 (Euclidean Geometry) なりユークリッド空間 (Euclidean Space) なりを学んだのである。
学習の順番としては非常に妥当性から乖離したモノなのかもしれないけれども、でも、ぼくにとっては、よくある手順なのだ。
シュルレアリスム (Surrealisme) を知ってからレアリスム (Realisme) を知ったり、フリー・ジャズ (Free Jazz) を体験した後にモダン・ジャズ (Modern Jazz) に回帰したり、なんて事はざらなのだ。
恐らく、デフォルメ的に突出したモノに最初に興味や関心を抱き、その後に、それらを産み出した原典となるべきモノに遡って体験するのだ。
非ユークリッド幾何学 (Non-Euclidean Geometry) / 非ユークリッド空間 (Non-Euclidean Space) と、ユークリッド幾何学 (Euclidean Geometry) / ユークリッド空間 (Euclidean Space) も、同じ様な方法論で、ぼくは知ったのである。

上記掲載画像は、バウハウス (Bauhaus) のファースト・アルバム『暗闇の天使 (In The Flat Field)
次回は「く」。
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