2012.06.22.09.33
こんな夢をみた。

The Poster from the movie "Sky Riders" directed by Douglas Hickox
ぼくはある一団に属している。
どんな集団なのかは解らない。
それなりに指揮系統はあるものの、軍隊や警察の様な組織的なモノではない。むしろ、それらを見様見真似で真似た様な、似て非なるモノである。先の例に準ずれば、ゲリラ集団かギャング団の様なモノなのである。
その組織に属しているという認識はあるモノの、その中での己の地位や役割は皆目、検討はついていない。
しかし、なにひとつ解っていないながらも、今は正に、ぼくが属している集団と、対立し敵対している、もうひとつの集団を襲撃している真っ最中なのである。
夢はなんの前触れもなく、その集団の拠点のひとつを襲撃しているところから、突然に始る。
こちらの奇襲が成功したのだろうか。さしたる抵抗も受けないままに、既にぼく達は拠点の中心部に到達している。
土壁なのだろうか。それとも岩盤をそのままくりぬいたのだろうか。周囲はうすら白い壁で覆われており、あたりは意外にも明るい。壁があるはずのある一面だけが白壁の代わりに、頑丈な鉄格子が嵌っていて、その向こうから外部のひかりを感じる事が出来る。
そして、その鉄格子の下からみずが流れ込み、そのまま水路を形成して、その部屋の外へと流れ出している。
まるで、地下水道の中にある秘密基地の様相を呈しているのだ。
その部屋の奥は、二層に別れていて、ぼくよりも先にここに侵入した仲間達が、上下に分かれて、それぞれを物色している。
そして、その騒ぎを他所に、おんながひとりうずくまっている。
敵なのか、味方なのか、それともここに幽閉されているモノなのか。
ただ解るのは、彼女は、無抵抗のままで、そこにいることだけだ。仲間も興味も関心もみせずに、放置するままに放置し、うずくまるがままにさせている。
仲間のひとりが、みなを呼び集める。なにかを発見したようだ。
彼は拳大の金属の固まりを手にして、みなに疑問を発している。これはなんだ、と。
誰もそれがなんなのかは解らずに、口々に好き勝手な推測を発する。
しかし、ぼくだけにはその固まりが拳銃であると、知れている。
発見者からそれを取り上げて、使い方を、早速に講釈する。
ここをこうやって持って、こんな具合に構えて、遥か彼方にいる敵に向けるんだ。
そうして、ずどん。
そんな風に語りながら、ふざけ半分に銃口を仲間の顔々に向けて行く。
だが、誰も拳銃を知らなかった様に、ぼくの行動の意味を理解しない。笑顔をみせながらぼくの話を聴くモノは、皆誰も、ぼくを信じていない様なのだ。
仲間のひとりがひょいとぼくから拳銃を取り上げて、ぼくの真似をしてみせる。だから、当然の様に、その銃口はぼくにも差し向けられる。
なにも起こらない。当然だ。それを手にした真っ先にぼくは、安全装置を確認している。尤も、それ以前に弾丸自体が篭められていないかもしれない。
ぼくの気配を察してか、彼はぼくに突き返し、使い方を教えろ、実際に使ってみろという。
そうして、おんなを指差した。

The Poster, for "Final Scene" from the movie "Seven
" directed by David Fincher

The Poster from the movie "Sky Riders" directed by Douglas Hickox
ぼくはある一団に属している。
どんな集団なのかは解らない。
それなりに指揮系統はあるものの、軍隊や警察の様な組織的なモノではない。むしろ、それらを見様見真似で真似た様な、似て非なるモノである。先の例に準ずれば、ゲリラ集団かギャング団の様なモノなのである。
その組織に属しているという認識はあるモノの、その中での己の地位や役割は皆目、検討はついていない。
しかし、なにひとつ解っていないながらも、今は正に、ぼくが属している集団と、対立し敵対している、もうひとつの集団を襲撃している真っ最中なのである。
夢はなんの前触れもなく、その集団の拠点のひとつを襲撃しているところから、突然に始る。
こちらの奇襲が成功したのだろうか。さしたる抵抗も受けないままに、既にぼく達は拠点の中心部に到達している。
土壁なのだろうか。それとも岩盤をそのままくりぬいたのだろうか。周囲はうすら白い壁で覆われており、あたりは意外にも明るい。壁があるはずのある一面だけが白壁の代わりに、頑丈な鉄格子が嵌っていて、その向こうから外部のひかりを感じる事が出来る。
そして、その鉄格子の下からみずが流れ込み、そのまま水路を形成して、その部屋の外へと流れ出している。
まるで、地下水道の中にある秘密基地の様相を呈しているのだ。
その部屋の奥は、二層に別れていて、ぼくよりも先にここに侵入した仲間達が、上下に分かれて、それぞれを物色している。
そして、その騒ぎを他所に、おんながひとりうずくまっている。
敵なのか、味方なのか、それともここに幽閉されているモノなのか。
ただ解るのは、彼女は、無抵抗のままで、そこにいることだけだ。仲間も興味も関心もみせずに、放置するままに放置し、うずくまるがままにさせている。
仲間のひとりが、みなを呼び集める。なにかを発見したようだ。
彼は拳大の金属の固まりを手にして、みなに疑問を発している。これはなんだ、と。
誰もそれがなんなのかは解らずに、口々に好き勝手な推測を発する。
しかし、ぼくだけにはその固まりが拳銃であると、知れている。
発見者からそれを取り上げて、使い方を、早速に講釈する。
ここをこうやって持って、こんな具合に構えて、遥か彼方にいる敵に向けるんだ。
そうして、ずどん。
そんな風に語りながら、ふざけ半分に銃口を仲間の顔々に向けて行く。
だが、誰も拳銃を知らなかった様に、ぼくの行動の意味を理解しない。笑顔をみせながらぼくの話を聴くモノは、皆誰も、ぼくを信じていない様なのだ。
仲間のひとりがひょいとぼくから拳銃を取り上げて、ぼくの真似をしてみせる。だから、当然の様に、その銃口はぼくにも差し向けられる。
なにも起こらない。当然だ。それを手にした真っ先にぼくは、安全装置を確認している。尤も、それ以前に弾丸自体が篭められていないかもしれない。
ぼくの気配を察してか、彼はぼくに突き返し、使い方を教えろ、実際に使ってみろという。
そうして、おんなを指差した。

The Poster, for "Final Scene" from the movie "Seven
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