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2007.10.28.20.35

L'Invitation au l'Hallowe'en(ハロウィンへの誘い)

先ずは、ハロウィン(Halloween)は、クリスマス(Christmas)前に観る悪夢なんだよという、しごく当り前の(そして誰もが忘れてしまっている)事を、きちんと映像化したティム・バートンTim Burton)監督の映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマスThe Nightmare Before Christmas)』のオープニングを御覧下さい。
音楽は、マリリン・マンソン(Marilyn Manson)が担当しています。


from the movie"The Nightmare Before Christmas" for the opening sequence"This Is Halloween" music by Marilyn Manson
& Live Performance"This is Halloween" by Marilyn Manson,this song is included on the soundtracks album"The Nightmare Before Christmas"


続いては、白いマスクで顔を覆い隠し、頭にケンタッキーフライドチキン(Kentucky Fried Chicken)のバケットを冠った、謎のギタリスト、バケットヘッド(Buckethead)のギター・ソロ・パフォーマンスを御覧下さい。揺れる映像の中の、凄まじく胡散臭い彼は、超絶技巧の持ち主で、どういう経緯かしらないけれども、かのガンズ・アンド・ローゼズGuns N' Roses)のメンバーだった事もあります。

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Buckethead plays "The Nightmare Before Christmas and Halloween Themes"
& his album"Enter the Chicken"


そして先の映像でバケットヘッド(Buckethead)が「This Is Halloween」に続いて演奏していたナンバーがジョン・カーペンターJohn Carpenter)監督の1978年の映画『ハロウィン(Halloween)』のメイン・テーマです。大ヒットして、正続あわせて8本制作されました。
このシリーズで、ブギーマン(Boogeyman)・ハンターとして作品の主軸となって怪演していたのは、ドナルド・プレザンス(Donald Pleasence)[個人的には『大脱走The Great Escape)』や『刑事コロンボ 別れのワインColumbo Any Old Port in a Storm)』での快演が印象的です]。しかし急逝によって、第6作目の『ハロウィン6(Halloween 6)』が最後の作品となっていました。
ところが、かつてホワイト・ゾンビ(White Zombi)を率いていたロブ・ゾンビ(Rob Zombie)の手によって2007年、この作品も復活を遂げます。ミュージシャンが監督という事で、不安視する向きもありますが、映像作品に関しては、サウンド・トラックへの曲提供や制作は勿論、脚本や監督も既に手掛けていてそこそこの実績をあわせ持つ上に、監督本人自身の趣味指向性とは相性ばっちりの主題なので、期待してもいいんぢゃないのかなぁ、と想います。
なんたってブギーマン(Boogeyman)・ハンターをマルコム・マクダウェルMalcolm McDowell)が演じるらしいので。その辺、とってもワカッテいる!?


"Halloween" directed by John Carpenter
& "Rob Zombie's Halloween" directed by Rob Zombie


HR/HM文脈としてのハロウィン(Halloween)へのアプローチの代表格をロブ・ゾンビ(Rob Zombie)として挙げるとすれば、一方のPunk文脈では、ミスフィッツ(Misfits)の「Halloween」を紹介しましょう。ここで紹介する映像は、必ずしもオフィシャルなものではない様だけれども、バンドのカラーはきちんと紹介されています。
なお、その映像に煩雑に登場するのが、考えるゾンビことバブくんBub)。ジョージ・A・ロメロ(George Andrew Romero)監督のゾンビ・トリロジ-最終作『死霊のえじきDay of the Dead)』に登場しました。


"Halloween" music by Misfits,this Song is included on the album "Legacy of Brutality"
& Bub from the movie "Day of the Dead" directed by George Andrew Romero


と、今まで紹介してきた音楽や映像作品をみると、ハロウィン(Halloween)を怪物や「殺人鬼が暴れても不思議のない恐ろしい夜だと錯覚する」[(C)『新映画宝庫 vol.3 スプラッターカーニバル ~悪夢映画流血編~』での映画『ハロウィン(Halloween)』の解説記事より]可能性もある訳ですが、ハロウィン(Halloween)自身は本来は万聖節(All Saints' Day)の前夜。この夜は死者の霊が存命の家族の許に現れたり、精霊や魔女が出没すると信じられていました。
そこにトリック・オア・トリートTrick or Treating)の悪戯心が表出する場合もあるし、恐怖と殺戮の幻想を抱かせる場合もあります。しかし、逆に翻って、己の心に潜む邪心に対峙してしまう少数派もいない訳ではありません。
ここではポスト・パンクの文脈から発生した「ハロウィン(Halloween)」という同名の曲を二曲紹介します。一曲はスージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie and the Banshees)の「ハロウィン(Halloween)」、もう一曲はジャパン(Japan)の「ハロウィン(Halloween)」です。なお、後者は、動画映像を発見出来ませんでしたので、収録作品を紹介して歌詞を掲載してあるサイトにリンクしておきます。

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"Halloween" music by Siouxsie and the Banshees on the album"Juju"
& "Halloween"(lyrics is here) music by Japan included on the album"Quiet Life"


そして最後に紹介するのがルー・リード(Lou Reed)による「ハロウィーン・パレード(Halloween Parade)」。ニューヨークで毎年行われるハロウィン・パレード(New York's Village Halloween Parade)をモチーフにしながらも、その喧噪の中で、失われた数々の友人への追憶へと至る曲です。
一年間の子供心と悪戯心の総ざらえの様な無邪気なパレードと、唄われる主人公の大きな喪失感 / 欠落感の、対比のイメージが印象的な作品です。
そして最後のフレーズは「See you next year - at the Halloween parade(ハロウィーンのパレードでまた来年会おう)」。
今、共にハロウィン・パレード(New York's Village Halloween Parade)の時間を共有した友に向けての台詞にも読めるし、来年のハロウィン(Halloween)にまた現れる(筈の)亡き友へのしばしの惜別とも読めるし、もしかしたら、来年は己自身が亡者となって魂魄のみがここに現れると、いいたかったかもしれません。
ルー・リード(Lou Reed)自身もまた図らずも、この曲を発表した翌年、アンディ・ウォーホルAndy Warhol)追悼アルバム『ソングス・フォー・ドレラ(Songs For Drella)』を旧友(とあえて言ってしまおう)ジョン・ケイルJohn Cale)と共に、制作/ 発表する事になってしまうわけですが...。
この「ハロウィーン・パレード(Halloween Parade)」もまた、動画映像を発見出来ませんでしたので、収録作品を紹介して歌詞を掲載してあるサイトにリンクしておきます。

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"Halloween Parade"(lyrics is here) music by Lou Reed included on the album"New York"
& "Hello it's me" music by Lou Reed & John Cale,this song is included on the album"Songs For Drella".


なお、上で紹介した動画画像は『ソングス・フォー・ドレラ(Songs For Drella)』からの楽曲、アルバム最終ナンバーの「Hello it's me」です。
この曲は、次の一節で終ります
Hello it's me, goodnight Andy / Goodbye, Andy
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