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2011.09.14.19.21

これもまた悪い夢の続き 33.

こんな夢をみた。

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The poster for the movie "Invasion Of The Body Snatchers" directed by Don Siegel

蒸し暑さで眼が醒める。遠くでサイレンが聴こえる。また、火事かもしれない。酷い耳鳴りがする。寝返りを打つ。二度。三度。事態はなにも変わらない。起きる。パソコンを起動させる。エアコンもつけようかと思ったが思いとどまる。窓を開ける。夜とも朝とも呼べない時間だ。また、サイレンが聴こえる。ここからはなにも観えない。ろくでもないメールを削除する。ネット上では事故も事件もなにも進展していないと知る。眠る前に読んだままの記事だけが並んでいる。新聞社か通信社かが最新の情報を発信しない限り、ネット上は平穏無事だ。TVの方が早いかもしれない。電源を落とす。耳鳴りは相変わらずだ。寝る口実に、サプリを噛み砕いて水を呑む。陽が昇れば暑くなるだろう。次第に薄明るくなって行く空を観渡して、窓もカーテンもそのままにしておく。それ以外はなにも変わっていない。夜明けの空気が入り込んで、すこしは楽になるだろう。眠れないまでも、躯を休めることが肝心だ。覚醒めた時の体勢をそのまま再現するかの様に、ベッドに潜り込む。

眼が醒める。仰向けにさせられて、なにかがのしかかっている。重い。両肩におおきなちからが加わっている。眼を開いてもなにもいない。あたりはまっくらだ。自由なはずの頸すら動かせない。ぐいとさらにおおきなちからが肩にかかる。思わず呻いてしまう。そして、その開いた口蓋になにかがはいりこむ。腰から下は自由なはずだ。蠢くこともできない。唇は大きくあけられて涎が溢れ出す。はいりこんだなにかは舌の奥の先まで侵入していく。おとこの異物をはじめて迎え入れたおんなの躯はこんな感覚なのかもしれない。のどのおく、そしてその先へとそれはふかくふかくはいっていく。その度に頸ががくがくと揺れる。揺れる度に喉の奥が律動を感じる。そのさらにさきで、なにかが抽出される。頭の後ろで音がする。頸が揺れる度に、髪の毛が抜け落ちてゆく。抜けた髪は、揺れる頸筋を刺しつける。なにもできないぼくは、躯のすみずみが感じているさまざまな刺激に曝されているだけだ。躯の奥へ奥へとなにかが流れ込んでいく。すべてが絞り出されるまで、なにかが躯のなかのすべてにいきわたるまで、抽出と律動は終わらないだろう。それはとてもなまあたたかいのだ。

ぼくはそのときからぼくでなくなって、なまあたたかいそれがぼくになるのだと、その時に知る。ぼくがやってきたこともぼくがやりかけていることも、これからさきはそれが引き受けるのだ。そして、ぼくのできなかったこともやりたくなかったことも、やってくれるのかもしれない。
それのすべてがぼくのすみずみにまで行き渡れば、躯はじゆうになるだろう。あの重いおおきなちからは既にない。ぼくの頸だけがゆっくりゆっくりと揺れている。いまに髪もすべて抜け落ちる。
まもなくすべてがおわるだろう。もうすぐに解放されるにちがいない。
だがじゆうになった躯はぼくのものではなくて、それのものとなっている。
ぼくはここにはいないのだ。

揺り籠に揺すられながら、眼の前にかざされた風車がくるくるくると廻っている。それは遠い記憶の中にあって、昨夜観た夢のようだった。

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"The Changeling'" by Johann Heinrich Fussli
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2011.09.15.08.19 |from 耳鳴り改善マニュアル

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