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2007.10.08.11.11

秋ノ夜長ヲ詠メル

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うたかたの 夢喰む獏は 羨まし 指折りて耐へる 君来る刻
るい詠める


<読み>
うたかたの ゆめはむばくは うらやまし ゆびおりてたえる きみきたるとき

<意味>
泡沫の様に儚い夢を喰べる獏は羨ましいのは、あなたが来るのを指を折りながら、耐えている時です。

<解説>
初句の「うたかたの」は、枕詞として「消ゆ」や「憂き」にかかる詞だけれども、ここではその様な技法ではないようです。単純に詞本来の持つ意味「あわ、泡沫」として使用している模様です。
二句で登場する「ばく」は勿論、哺乳類の「バク」ではなくて「」、空想上の生物、つまりは妖怪です。「バク」が何故「」と命名されたかは、解りません。
待つ身の辛さを詠った歌ですが、待っている恋人が現れた時、今度はどの様な夢心地になったのでしょうか?
いやいや、ここではそんな不粋な詮索は辞めておきましょう。
(この項:たい)

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