this night wounds time, Protection
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2023.03.24.08.40

Protection

そういうおまえこそがまもられている。

他者、てめぇよりもよわいもの、そいつをまもるってこと、それ自体が、てめぇ自身をまもることになる。
まずはそういう意味。
おまえのちからがたにむけられるのではなく、そいつのためにむけられる、結果としてそれがてめぇをまもる。
ここまではわかるな。

だが、まもっているつもりのそれ、てめぇよりもよわいはずのものにまもられてもいる。
なぜ、そうなるのかはおれからはうまくいえねぇ。
てめぇ自身でかんがえ、てめぇ自身がみをもってしるしかない。
もしかしたらそいつは、はがうくような代物かもしれねぇ。
そうじゃねぇ場合だってあるだろ。
だけれども、それがさとれるのは当事者同士のあいだだけさ。

まもること、それは内側にむけられたものとはかぎらない。
そとにむかってさえいる。いや、むしろ、そっちのほうが重要だろう。

とはいっても、攻撃が最大のなんちゃらってぇことじゃあねぇんだ。

攻撃は攻撃さ。それ自体が防御になるだなんておこがましい。
第一にいまだかつて、それを実証したものはどこにもいまい。
歴史をひもときやがれ。そうすれば、一望のもとさ。

はなしは枝道にそれるが、どうやってまけるべきだろう、それをかんがえるのが勝利の法則さ。
はじめるのは簡単、おわるのはむずかしい。第一におわらせることができたやつなんかひとっこひとりいやしない。

ねんのためにいっておくが、無抵抗主義者じゃあおれはないんだぜ。

さぁ、もときたみちにもどろうか。

すべては双方向さ。多方向というのがただしいんだろうが、そんなこといいだしたらきりがない。
作用反作用、慣性と摩擦、どいつもこいつもあいみたがいさ。

たまごのからはなんのためにある。
あんな脆弱なもの。
だけれども、それだからこその存在価値がある。
まもることもできれば、ときに、損害をあたえることだってありうるんだから。

ものはかんがえよう。
そして、一面だけをみてそれでよしとしてはいけないのだ。

[the text inspired from the song "Protection” from the album "Protection” by Massive Attack with Tracey Thorn]


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