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2021.09.17.08.20

On To Something Good

大概のものは数値化できるし計量することもできる。
その結果、客観的に比較や検討もできるのだ。

だがして、それができないものがないではない。もしかしたら、いまだそちらのほうがおおいのかもしれない。

真善美なんかはまさしくそれさ。

だからといってまったくもって主観のみの判断だけでよのなかがまかりとおるわけではない。
法律なんかはそのためにあるのかもしれない。
正義とやらはそれでなんとか体裁をかたちづくっているわけさ。
でなかったら、野蛮な時代はいまでもずっとつづいていたのだろう。無法地帯とはよくいったものさ。

だから、なんとなく、そして曖昧なかたちで森羅万象、客観視できているっていうわけだ。
ひとはそれを常識とよぶのだろう。
そして、その常識はつねにぐらついている。語義矛盾だがしょうがない。

正邪をけっっすることを黒白をつけるという。
あたかも、白という色彩がただしくて、反対に黒という色彩がよこしまであるかのような言説だ(ブラック・イズ・ビューティフルとは、それを逆手にとった修辞なのさ)。
そして、それは語句上のことだけではない。表現や創作にもそれは応用されている。聖なる存在が光輝にみたされていて、悪なる存在が暗闇にたたずんでいるのは、そんな理由だ。結果、白はすなわち快であり是とみなされて、黒にはその正反対の解釈が適用される。

だが、それをそのままうのみにしては、やっていけないのが、いまという時代だ。
用心しないとつまらないところで足許もすくわれてしまう。

いきにくい。あるしゅの人物達にとっては。そして、そんな人物達は、かつて常識としんぜられたものを疑義をいだくことなしに遵守してきたやつらだ(さもなければ、常識というやつに便乗してかちとってきたのがやつらの人生なのだ)。

だから、いずれにしてもおそるおそるいきていくしかない。
(もっともそれはこのちに生命が誕生して以来、ほとんどの生物がなしてきた行為だ。)

つまり、めのまえにあるあかりをそう簡単にしんじてはいくな、ということさ。

[the text inspired from the song "On To Something Good” from the album "The Blade” by Ashley Monroe]


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