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2021.07.16.10.53

Flesh For Fantasy

あっちとこっちは、そんなにとおい存在どうしではないんだ。
おまえがおもっている以上のごくちかく、すぐそこにある、といってもいいくらいなんだ。

ようは、接点はどこなのか、っていう問題、もののみかた、かんがえかた次第ってぇわけだ。
極北のちにある、けわしい山稜のはてにある、もしくは、深海のおくそこ、ほってほってほりぬいてようやくにたどりつける地底世界、そこにいけさえあれば、そうおもっているのだろうが、どっこいそうはいかない。
そのまえにおっちぬのがせきのやまさ。
そんな冒険心ばかりをそそるのはもう、大概にしやがれってなもんよ。

それよりも日常のほんのはざまにある、そうおもっていたほうが、よっぽどましだぜ。
いつでもどこでもいける。
それはなんの技術もいらない。なんの資格もない。
いまある常識とやら、そいつをするりとかわしてしまえばいいんだ。
ほんのちょっとのきづかい、それだけよ。

とはいえ、そうはわかっていても、そう簡単にだれでもができるってわけじゃあないんだな。
安易にかんがえて、あいつらのように、薬物にてをそめちまうのがおちってもんよ。

さもなきゃそうだな。
ちにあしをつけよう、そんな御題目にとっつかまって、つまらねえ思想や信仰にはまるばかりよ。

あっちがこっちにきたとしても、今度はあっちであったこっちに辟易して、かつてのこっちをおいもとめる。そんな羽目におちいらないとはかぎらねぇんだから。

[the text inspired from the song "Flesh For Fantasy” from the album "Rebel Yell” by Billy Idol]


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