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2009.03.17.22.24

ぺねろーぷくれいとんわーど

レディ(Courtesy Prefix Of "Lady")の称号を持つペネロープこと本名レディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)は、人形劇(Marionette)TVシリーズ『サンダーバード(Thunderbirds)』の登場人物。人物という呼称は、本来があやつり人形(Marionette)である"それ"には相応しくないだろうという厳格な解釈をしたい向きもあるだろうから、こう言い換える。
レディ(Courtesy Prefix Of "Lady")の称号を持つペネロープこと正式名称レディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)は、人形劇(Marionette)TVシリーズ『サンダーバード(Thunderbirds)』のキャラクター(Character)である。

ジェリー・アンダーソン(Gerry Anderson)率いるAPフィルムズ(A. P. Films)制作の"スーパーマリオネーション(Supermarionation)"『サンダーバード(Thunderbirds)』[1965年制作]の骨子は、以下の通りである。

舞台は西暦2065年。世界各地で発生する大災害や大事故で、危機に瀕する人々を救う秘密組織、国際救助隊(IR : International Rescue)の活躍を描くものである。

しかも、人形劇(Marionette)とはいうものの、徹底したリアリズムとそのリアリズムから派生しうるファンタジー性を追及した描写は、その後の後続に与えた影響は計り知れない。

一例を挙げるのならば、サンダーバード1号(Thunderbird 1)からサンダーバード5号(Thunderbird 5)の各機、そしてそのサンダーバード2号(Thunderbird 2)に搬送されるスーパーメカの機能美は例えようがないのだ。
偵察機(Surveillance Aircraft)であると同時に、災害現場での司令塔(Regista)としての役割を担うサンダーバード1号(Thunderbird 1)、そしてその可変翼(Variable-sweep Wing)。
本拠地トレーシー島(Tracy Island)の2階建てラウンドハウス(Round House)を突き破る様に発射される単段式有人原子力ロケット、サンダーバード3号(Thunderbird 3)の鋭角的な紅のフォルム。
サンダーバード2号(Thunderbird 2)に搬送されるコンテナポッド(Equipment Pods)から出撃する地底潜航車ジェットモグラ(The Mole)の勇姿。

と、書き出していったらキリがないし、いつまでたっても本稿の主役たるレディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)へ言及出来ずじまいになってしまうので端折るけれども、この番組が存在しなければ、あれこれそれどれ?もあり得なかったと想われる程の格好良さなのである。

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さて、本稿の主人公たるレディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)は、203912月24日生まれの26歳。トレーシー島(Tracy Island)に拠点を置く国際救助隊(IR : International Rescue)の別働隊となって、専属の諜報部員(Secret Agent)としての任にあたる。
水陸両用(Amphibious Vehicle)の6輪のロールス・ロイス(Rolls-Royce)、ペネロープ号(FAB 1)とその運転手アロイシャス・パーカー(Aloysius "Nosey" Parker)を操り[ここでいう"操る"は字義に叶っていると想いますよ!?]、難事件解決に向かう。

そして、何よりも大事なのは、2060年代のファッションの主流であるシックスティーズ(60's)の最先端モードにその身を包んでいる事。何故か彼女が活躍していた当時の、丁度一世紀前の1960年代(1960's)の最先端とよく似ているのだけれども、これはいつとはなしに興るファッション・リヴァイバル(Retrospective)というものなのだろう。彼女よりも100年前のセレヴ達が纏っていたものに非常によく似ているし、彼女自身も、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)やソフィア・ローレン(Sophia Loren)やミレーユ・ダルク(Mireille Darc)を彷彿とさせる立ち居振る舞いを魅せてくれる。

ところで、この『サンダーバード(Thunderbirds)』の日本初放映は、1966年。NHKでの放送である。この時にレディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)の声をあてたのが黒柳徹子(Tetsuko Kuroyanagi)。当時のNHKでは絶大な人気を誇るアナウンサーだったから、当たり前の配役と言えば当たり前なのだけれども、再放送等で彼女の声をしたレディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)を観るにつけ、うぅ~むと唸ってしまうのも、また事実なのである。
レディ(Courtesy Prefix Of "Lady")であるところの浮世離れしたタイム感の表出には、彼女の声はずっぱまりなのだけれども、国際救助隊(IR : International Rescue)の諜報部員(Secret Agent)としての鋭さや、ファッション・リーダーとしての洗練度や華麗さを求めてみて観ると、ちょっと違う様な気もする。

だから、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)をあてていた池田昌子や、初代峰不二子(Mine Fujiko)の二階堂有希子や、深田恭子ではないドロンジョ小原乃梨子や、マチルダ・アジャン(Matilda Ajan)の戸田恵子や、草薙素子(Kusanagi Motoko)な田中敦子等々...、彼女達が声をあてたレディ・ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)を夢想しているのです。

次回は「」。
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