2020.12.18.11.21
ここに1本の直線がある。そのうえをひとつの点がうごいている。
簡単な数学の問題よ。
直線のうえを点はどこまでもどこまでもすすむだろう。なぜならば、直線というものは無限のものなのだから。
だが、ここにその直線にもう1本の直線がまじわっていたら点はどうなるか。
可能性としては、最低でもよっつ、いや、いつつはあるかな。
直線のうえをすすむ点の視点にたてば、みちはみっつある。そのいずれかをすすむのか。それとももときたみちをもどるのか。さもなければ、想定外の事態であるがゆえに、停止しちまうのか。
解答としては、わからない。
それが正解だ。
点にたいしては、所与の条件というものが一切、いまのおれたちにはあたえられていないのだから。
仮にその点が自走するもの、つまり自由意思をもつものだったのなら、さらにわからないはずだ(第一にその交点までその点がうごくのか、という問題もあるよな)。
だから、あらかじめ、おれたちは点にたいして、なんらかの条件をあたえてやらなければならない。たとえば、これこれの状況に遭遇したら進行方向を右にむけるのだ、とかな。
これが、自由意思をもつものにたいしては、もうすこししちめんどうな作業があらかじめ必要だ。
おれたちがのぞむべき方向へ誘導できるような手法をくりだす、さもなければ、その反対にもっとものぞまない方向へはいけないような手法が必要なのだ。
融通がきかない表現をおもわずしちまったが、ひとことでいえば、あめとむちを駆使しろってことさ。
勿論、ここではある点に関してのしょしかただが、点がうごくその直線に対しても、やるべきことはいくらでもあるだろう。
[the text inspired from the song "Bent" from the album "Mad Season
" by Matchbox Twenty]
簡単な数学の問題よ。
直線のうえを点はどこまでもどこまでもすすむだろう。なぜならば、直線というものは無限のものなのだから。
だが、ここにその直線にもう1本の直線がまじわっていたら点はどうなるか。
可能性としては、最低でもよっつ、いや、いつつはあるかな。
直線のうえをすすむ点の視点にたてば、みちはみっつある。そのいずれかをすすむのか。それとももときたみちをもどるのか。さもなければ、想定外の事態であるがゆえに、停止しちまうのか。
解答としては、わからない。
それが正解だ。
点にたいしては、所与の条件というものが一切、いまのおれたちにはあたえられていないのだから。
仮にその点が自走するもの、つまり自由意思をもつものだったのなら、さらにわからないはずだ(第一にその交点までその点がうごくのか、という問題もあるよな)。
だから、あらかじめ、おれたちは点にたいして、なんらかの条件をあたえてやらなければならない。たとえば、これこれの状況に遭遇したら進行方向を右にむけるのだ、とかな。
これが、自由意思をもつものにたいしては、もうすこししちめんどうな作業があらかじめ必要だ。
おれたちがのぞむべき方向へ誘導できるような手法をくりだす、さもなければ、その反対にもっとものぞまない方向へはいけないような手法が必要なのだ。
融通がきかない表現をおもわずしちまったが、ひとことでいえば、あめとむちを駆使しろってことさ。
勿論、ここではある点に関してのしょしかただが、点がうごくその直線に対しても、やるべきことはいくらでもあるだろう。
[the text inspired from the song "Bent" from the album "Mad Season
- 関連記事