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2020.10.30.08.45

Underneath

なんか、あるだろうさ。
そこ、ではないがな。
そこ、そのしたにさ。
さもなきゃ、さらにそのしただ。

ひとの本性は、ほしい、その1点だ。あえてそう、いっておこう。
そして、そのつぎにめばえるのは、だれにもあたえない、だ。
だから、かくすんだ。

みえないところ、めのつかないところ、だれのてもとどかないところへ、と。
したへしたへ、おくへおくへ、さもなきゃはるかとおく、それでもだめならば、侵犯を不可能とする手法をうみだすんだ。守護者もそうだし、城壁もそうだろう。
その結果、うみだされるのが、とどのつまりが文明というやつよ。いまのおれらが享受しているこの生活さ。

家庭というものは、その集積であるのかもしれない。
これはすべておれがかせいだものだ。これはすべておれがあいするものたちだ。
だからまもる。だからここに秘匿する。
他人のてだしは一切無用だ。
そんな具合にな。

だけど、だとしたら、どこかで目的と手段がすりかわってやいないか。かくすために手配すること、それは手段だろう? なのに、その手段を入手するためにおれたちは奔走してやいないか?

いや、だからこそ、おれたちは、古地図や古文書を入手すると、期待にむねこがすのだろう。
つまり、かくす、ではなくて、ほしい、がここではじめて主導権をにぎるってわけさ。

その局面にきてだれもが、家庭をかえりみない、その理由は奈辺にあるのにちがいない。

[the text inspired from the song "Underneath" from the album "Flavors Of Entanglement" by Alanis Morissette]


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