2019.12.06.10.52
おまえという存在を2等分できたとしよう。単純にいえば、こころとからだだ。
おまえのこころにはからだがなく、おまえのからだにはこころがない。完全にふたつにわけちまったってかんがえるんだ。
おまえの人格とやらと、そっくりそのままおなじに精巧につくったこころをおまえのからだにいれる。と、同時に、おまえの肉体とやらと、そっくりそのままおなじに精巧につくったからだにおまえのここころをいれる。
だとすると、おまえがふたつ、そっくりそのままおなじものがふたつできたってことだ。
さて、おまえはどうする。
さて、おまえの周囲はどうする。肉親や恋人、おまえの上下関係、おまえの敵味方、さぁ、どうするね。
はなしは単純なほうがいいよな。
つまり、おまえは? ってことさ。
おまえがおまえだとかんじるのは、こころのほう。おまえそっくりのからだにふうじこまれたおまえだ。
だが、おまえのからだにはいったおまえそっくりのこころ、そいつもおまえだとかんじているかもしれない。
だからといって、ふたり - 便宜上、こういっておこうな - が意識を共有することはまずありえないだろう。だとすると、おまえの敵はおまえ自身かもしれない。
おまえができることといったら、ふうじこまれたそのからだを改造することだけだ。鋼鉄の肉体をえるもよし、いける頭脳になるもよし。外見をかえることはのぞみしだいだ。
だが、そうすると、おまえはどんどん、かつてのおまえからはなれてしまうよな。
その一方でやつがすること、さもなきゃ、できることといえば ...。
[the text inspired from the song "Zerox" from the album "Dirk Wears White Sox
" by Adam And The Ants]
おまえのこころにはからだがなく、おまえのからだにはこころがない。完全にふたつにわけちまったってかんがえるんだ。
おまえの人格とやらと、そっくりそのままおなじに精巧につくったこころをおまえのからだにいれる。と、同時に、おまえの肉体とやらと、そっくりそのままおなじに精巧につくったからだにおまえのここころをいれる。
だとすると、おまえがふたつ、そっくりそのままおなじものがふたつできたってことだ。
さて、おまえはどうする。
さて、おまえの周囲はどうする。肉親や恋人、おまえの上下関係、おまえの敵味方、さぁ、どうするね。
はなしは単純なほうがいいよな。
つまり、おまえは? ってことさ。
おまえがおまえだとかんじるのは、こころのほう。おまえそっくりのからだにふうじこまれたおまえだ。
だが、おまえのからだにはいったおまえそっくりのこころ、そいつもおまえだとかんじているかもしれない。
だからといって、ふたり - 便宜上、こういっておこうな - が意識を共有することはまずありえないだろう。だとすると、おまえの敵はおまえ自身かもしれない。
おまえができることといったら、ふうじこまれたそのからだを改造することだけだ。鋼鉄の肉体をえるもよし、いける頭脳になるもよし。外見をかえることはのぞみしだいだ。
だが、そうすると、おまえはどんどん、かつてのおまえからはなれてしまうよな。
その一方でやつがすること、さもなきゃ、できることといえば ...。
[the text inspired from the song "Zerox" from the album "Dirk Wears White Sox
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