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2007.07.23.23.40

霧雨ニ彷徨フ魂ヲ詠メル

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柳揺れ うしろの顔の もうひとり 夏降る雨に 君の心知る
るい詠める


<読み>
やなぎゆれ うしろのかおの もうひとり なつふるあめに きみのこころしる

<意味>
柳が揺れて、「うしろの顔のもうひとり」が、夏に降る雨の中、あなたの(真の)心持ちを察している。

<解説>
よくわからない。
<意味>の項では、逐語的に訳してみたけれども、肝心の「うしろの顔のもうひとり」をなんと解釈してよいものだろうかと、悩む。作者自身の"もう一人の自我"とも読めるし、「君」の「心」を人格化して詠んだとも理解出来る。勿論、単なる第三者(そしてそれは「君」と作者の関係性を変えさせる存在かもしれない)との解釈も可能だ。
それぞれの異なる解釈を各々で試みて下さい。
(この項:たい)

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