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2008.10.19.16.40

『チェック・アウト・ユア・マインド(CHECK OUT YOUR MIND!) + 5』 by インプレッションズ(THE IMPRESSIONS)

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実は、黒人男性コーラス・グループとしてのインプレッションズ(The Impressions)は、よく知らない。
ここで紹介する本作でボーナス・トラック(Bonus Track)として収録されている、彼らの大ヒットナンバーである5曲も、他のアーティストやバンドによるカヴァーで知った。

ぢゃあ、そのカヴァー経由で彼らへと辿り着いたのかと尋ねられると、実はそうではない。彼らの音楽的なリーダーであるカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)経由というのが、正しい道筋となる。
そのカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)との遭遇は、映画『スーパーフライ(Superfly)』から始って、アル・クーパー(Al Kooper)やらハービー・ハンコック(Herbie Hancock)やらを巻き込んで、またまた永い永い話になりそうのなのでここでは端折るしかないのだけれども。

ここで紹介する本作は、彼らが自己のレーベルとしてカートム・レコード(Curtom)を設立して、そこからの三枚目の作品で、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)在籍時の最期の作品となる。

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カートム・レコード(Curtom)時代の三作品[現在では最初の二作品は『This Is My Country/The Young Mods' Forgotten Story』として2 in 1で聴く事が出来る]は総て、ヴィジュアル的に観れば、当時の米国や世界の情勢を意識せざるを得なかった黒人音楽(African American Music)シーンの様相がそのまま現れている。
その辺の事は以前スプリームス(The Supremes)を紹介したここでも、軽く触れています
基本は、己らが棲まう街から産まれた音楽である、という意識である。

そして肝心の音楽はといえば、それまでのポップ・ミュージックの定型から徐々に逸脱して、後にフリー・ソウル(Free Soul)と呼ばれる音楽へと進化 / 深化していく過程を如実に現している。
インプレッションズ(The Impressions)ならではの素晴らしいコーラス・ワークはそのままに、バックの演奏が次第に熱を帯びてくるのだ。
特に、本作ではこれ以降のカーティスのソロ・アルバムで連打されるグルーヴをその予兆を伴って、聴く事が出来る。と、いうよりも、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)独特のファルセット(Falsetto)と同時に、サム・グッデン(Sam Gooden)とフレッド・キャッシュ(Fred Cash)のふたりの強力なバック・コーラスが聴けるのだから。カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)のソロ・アルバムよりも難易度は高いのかもしれない。

では、何故、グループからソロへという途をカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)が選んだのか?それは解らない。個である事、そしてそこから発するメッセージの重要性を時代が要求したのかしら、と、今の僕は思う。

PS : 表題曲「Check Out Your Mind」での、メイン・ヴォーカルとバック・コーラスのコール & レスポンス(Call And Response)を聴くと、後のラップ・ミュージック(Rap Music)への萌芽とも解釈出来るが、如何か?

ものづくし(click in the world!)73.:
『チェック・アウト・ユア・マインド(CHECK OUT YOUR MIND!) + 5』
by インプレッションズ(THE IMPRESSIONS)


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"Check Out Your Mind!/Times Have Changed" by インプレッションズ(THE IMPRESSIONS)

1. CHECK OUT YOUR MIND (Curtis Mayfield) 3'27"
2. CAN'T YOU SEE (Curtis Mayfield) 3'13"
3. YOU'RE REALLY SOMETHING SADDIE (Curtis Mayfield) 3'39"
4. DO YOU WANNA WIN (Curtis Mayfield) 3'29"
5. YOU'LL BE ALWAYS MINE (Curtis Mayfield) 2'37"
6. ONLY YOU (Curtis Mayfield) 2'37"
7. (BABY) TURN ON TO ME (Curtis Mayfield) 3'08"
8. MADAM MARY (Curtis Mayfield) 2'34"
9. WE MUST BE IN LOVE (Curtis Mayfield) 3'54"
10. SAY YOU LOVE ME (Curtis Mayfield) 3'06"

11. GYPSY WOMAN(Curtis Mayfield) 3'05"
12. KEEP ON PUSHIN' (Curtis Mayfield) 2'37"
13. I'M SO PROUD (Curtis Mayfield) 2'37"
14. I'VE BEEN TRYIN' (Curtis Mayfield) 2'59"
15. AMEN (J.T. Pete - Curtis Mayfield) 2'52"

Arranger : RILEY HAMPTON & GARY SLABO
Contractor : MARVIN HEIMAN
Engineer : R. J. ANFINSON
Musicians : Leonard Druss, John Howell, Harold Lepp, Loren Binford, Clifford Davis, Patrick Ferreri, Richard Single, Rudolph Stauber, Donald Simmons, Robert Lewis, Harold Dessent, Ronald Kolber, Harold Klatz, John Ross, Sol Bobrob, Sam Heiman, Elliot Golub, Henry Gibson, Robert Sims, Gray Slabo, Philip Upchurch.

Vocal overdubbing : Record Plant, New York

Enginner : TOM FLYE
Assistant : DANNY TURBEVILLE
Photographer/Designer : BOB CATO
all tunes written,published and produced by : Curtis Mayfield / CAMAD MUSIC

FROM TRACK ONE TO TEN ORIGINALLY RELEASED AS THE IMPRESSIONS' THIRD ALBUM ON CURTOM "CHECK OUT YOUR MIND!(CRS-8006)" IN 1970
FROM TRACK ELEVEN TO FIFTEEN ORIGINALLY RELEASED IN THE IMPRESSIONS' BEST ALBUM ON CURTOM "THE BEST IMPRESSIONS...CURTIS,SUM AND FRIED"(CRS-8004) IN 1970
ALL SONGS PRODUCED BY CURTIS MAYFIELD.
ORIGINAL CURTOM RECORDINGS.
THIS COMPILATION MADE UNDER LICENSE FROM CHARLY INTERNATIONAL APS
ALL RIGHTS RESERVED. UNANUTHORISED DUPLICATION PROHIBITED.
MANUFACTURED BY JIMCO JAPAN. COMPACT DISC DIGITALLY REMASTERD.

僕の持っているCDは、(株)ジムコ・ジャパンから発売されたもので、オリジナル収録楽曲に加えて、ボーナス・トラック / Bonus Track5曲が収録されています。また、ライナー・ノーツとして栗原聰と高橋芳朗の鼎談が収められています。
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