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2018.07.13.12.06

Cruel To Be Kind

当時はそれをかたることばがない。いまではそれをもって非難も批判もできるし、その結果、そこから避難するてだてもあるよね。
でも、そのときはそんなものはない。ではどうするのか。

一切を甘受するのか、さもなければいのちがけ、そう、文字通りに自身の生命をなげうつしかない。それでどうするかって?
選択肢はおおきくいってふたつあるよな。にげる。もしくは、たたかう。

だから、物語になったのさ。
平々凡々のどこにでもある、とるにたらない一介の人間が、ある日突然に主人公へとなってしまう。
まぁ、それは智慧のたらない無名の農民が結果的に救世主にまつりたてられるのと、たいして変わらないんだけどね。

逆にそんな前例があるばっかりに、自らの不遇から救済されるために、あたかもそんな物語の渦中のひとりだって過信してしまうのさ。
はたからみれば、すくいようもない話なんだけど、本人だけはそれを信ずるばっかりに、自らの不遇を受容してしまうんだから、案外、システムとしては効率のよいものなのかもしれない。

まぁ、それはそれ、さ。
本題とはあまり関係はない。

すくなくとも、当事者の一方は、なんらかのかたちで救済されるって寸法さ。
それが、当時といまではさまがわりしてしまったってことでしかない。

むしろ、もう一方の当事者こそいいつらのかわさ。
かつては自己を正当化できる言説があった。いまはそれがない。
なにをやっても、どうあがいても、加害者になってしまう。

つまりさ、そんな方法でしか愛せないやつらは一体、どうしたらいいのかってことさ。
多様化というおだいもくのおかげで、いままで当然のようにみとめられたかずおおくの事物がここで、禁忌とかしていく。罪となってしまう。
そしてあげくのはてが犯罪者だ。

[the text inspired from the song "Cruel To Be Kind" from the album "Labour Of Lust" by Nick Lowe]


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