2018.05.25.08.43
きみはある日、みるだろう。
ひとしずくのながれを。
いや、すでにみてしまっているのかもしれない。
それはまなつ、ふといおおきな樹木からあふれている樹液なのかもしれない。
昆虫採集に早起きしたその日、幾匹もむらがる昆虫とともにだ。
それはまふゆ、透明な筈のガラス窓をまっしろに染め抜いた結露のひとつかもしれない。
きびしい寒さとは無縁の、あたたかな家族のいこいの場で、だ。
それがどこでどんなものであろうともかまわない。
ただ、それをみいだしたきみがそこでなにをしるのかということなのだ。
もちろん、一瞥して一顧だにしなくてもかまわない。それがきみの人生なのだから。
だけれども、もしもそうでないのならば、という仮定の話さ、ぼくがきみにつたえたいのは。
ながれていくそのさきをしろうとするのか、それとも、ながれだすそのみなもとをしろうとするのか。
そのいずれをえらぶのか。
そのちがいがおそらくきみの生涯を左右する。
どちらがいいのか、どちらをえらぶべきなのか、それはぼくもしらない。
だけれども、きみのあいするひとのほほをつたうそれをみて、きみの意識はどちらへとむかうのだろう。
ぼくが示唆したいのは、そんなことだ。
[the text inspired from the song "Vapour Trail" from the album "Nowhere
" by Ride]
ひとしずくのながれを。
いや、すでにみてしまっているのかもしれない。
それはまなつ、ふといおおきな樹木からあふれている樹液なのかもしれない。
昆虫採集に早起きしたその日、幾匹もむらがる昆虫とともにだ。
それはまふゆ、透明な筈のガラス窓をまっしろに染め抜いた結露のひとつかもしれない。
きびしい寒さとは無縁の、あたたかな家族のいこいの場で、だ。
それがどこでどんなものであろうともかまわない。
ただ、それをみいだしたきみがそこでなにをしるのかということなのだ。
もちろん、一瞥して一顧だにしなくてもかまわない。それがきみの人生なのだから。
だけれども、もしもそうでないのならば、という仮定の話さ、ぼくがきみにつたえたいのは。
ながれていくそのさきをしろうとするのか、それとも、ながれだすそのみなもとをしろうとするのか。
そのいずれをえらぶのか。
そのちがいがおそらくきみの生涯を左右する。
どちらがいいのか、どちらをえらぶべきなのか、それはぼくもしらない。
だけれども、きみのあいするひとのほほをつたうそれをみて、きみの意識はどちらへとむかうのだろう。
ぼくが示唆したいのは、そんなことだ。
[the text inspired from the song "Vapour Trail" from the album "Nowhere
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