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2017.11.17.11.31

Trampled Under Foot

そうさ、おれたちはむこう何百年もむかしっから、こうやって足蹴にされているってわけさ。
だがな、それで金輪際、おしまいってわけでもないんだな。
そうだろう?

あいつらをよくみてみろっていうのさ。
おれたちのあたまのうえ、おれたちをふみしだいているやつらのことだよ。

勇猛果敢。筋骨隆々。烈火のごとく。
ふん。
やつらを顕彰する台詞はいくらでもはけるよな。
そうやっておまえらはやつらにおんぶにだっこ、しちめんどうくさいやからをいっさいおしつけて、いいきなもんだぜ。
だが、やつらのつらとがたいを、よおくおがんでみることだな。

それでていっぱいなのさ。やつらは必死、もじどおりにな。
かかげたにのうではふりおろすこともできない。
忿怒の表情もこわばって、きっと、笑顔も泣顔もとっくにわすれている。
ほんのちょっとのできごとで、その緊張がとけた瞬間に、やつらはきっとおだぶつさ。

だからおれたちは、こうしてはらばいになって、そのひ、そのときをまっていればいい。
そうさ。

なにかい? まけおしみだろうって?
そうさ、これはまけおしみさ。でも、まけおしみする余裕はまだおれたちにはあるってことだ。
じゃあなにかい? そういうおまえ、おまえはあいつらから勝利の凱歌をきいたとでもいうのかい?

せいぜいが、注意喚起だろう?
それとも、いまだみちなかばとでもほざいているのかな?

いくらみみのあなをかっぽじっても、おいしいはなしはやつらから、なぁんにも、きこえやしないよなぁ。
ははははは。

[the text inspired from the song "Trampled Under Foot" from the album "Physical Graffiti" by Led Zeppelin]


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