2017.10.29.10.50
こんな夢をみた。

the poster for the movie "Captain Eo" directed by Francis Ford Coppola
これから4人で期間限定のアミューズメント施設に行く。ぼくが日頃から親しくしている女性と、彼女のふたりの幼い親類、そしてぼくだ。
彼女が姪と甥を引率していく、つまりお供のお供がぼくなのである。
その施設はぼくの勤めている場所のすぐそばにある。それも、きっと今回、御下命がおりた理由のひとつなのだろう。
社用で何度か、その脇を通る。
開館直後は、酷い混雑で、暴風雨の日もながい行列が出来ている。でも、最近はそうでもない。午前中ならば、並ぶ必要もない。
でも、彼女に謂わせると、チケットの入手はそれでも困難だそうだ。今回もようやく手に入れたモノの、主役のふたりの、本来であれば引率すべき両親のスケジュールがあわない。それで、彼女に放り投げたのだと謂う。
最寄り駅で合流し、4人で歩く。ちいさい方の2人組はもうここで、浮き足立っている。
入り口には、端末を抱えた女性スタッフ達が並んでいる。その誰かにチケットをチェックしてもらい、入場する事になる。
彼女が不思議な事を謂う。
ここでの交渉が大事なのだ、と。
彼女曰く、手許にある4枚のチケットは単なる入場券だと謂う。良い席が欲しければ、彼女達と交渉しなければならない。その際には、実際のチケット代金と別の金銭が必要になるらしい。
スタッフのひとりをつかまえて、彼女は4枚のチケットを指し示す。だが、どうも話が噛み合わない。どうやら、交渉は失敗したらしい。
「だって、あのひと、そんな賄賂みたいなことはここではないの、一点張りなんだから」
それだからこそ失敗なのだが、彼女はまだ気づいていない。
チケットと引き換えに4本の筒を彼女は受け取る。その筒は、クラッカーの様なモノで、ここぞと謂う時に紐を引っ張るのだと謂う。そこでなにが起き、なにが飛び出すのかは、まだ解らない。
4本の筒は4本とも異なっていて、年齢や性別が指定されている。その指定に従って、姪と甥に渡そうとするが、甥のぶんは、筒から水が漏れている。取り替えてもらいたくとも、先程のスタッフはもう見当たらない。
仕方がないので、成年男性用の筒、つまり、本来ならばぼくの筒を彼に手渡す。ぼくの手許には、水の漏れた筒がある。
そうして、ぼく達はようやく建物の中に入り、最上階を目指す。その先に観覧席があるのだ。
ひろい階段がのぼるにつれて次第にせまくなる。その先にエスカレーターがあり、それをどこまでものぼっていく。子供達は最初から駆け上がり、大人2人を待ってはくれない。とにかく、彼等の跡を追いかけて、のぼって行くしかない。
のぼって辿り着いた屋上は、ぼく達と同じ様な観客達がひしめいていて、今行われている公演の終わるのを待っている。
公演が繰り広げられている会場は、ぼく達の眼下にある。
スタジアムよりひとまわり程大きく、すり鉢状になって下へと延びている。
勿論、最下層で行われている演技は観る事が出来ない。いくつもの彩られた煙がのぼり、観客達が放つフラッシュやライトがみえるだけだ。

the poster for the movie "Kikujiro
" directed by Takeshi Kitano

the poster for the movie "Captain Eo" directed by Francis Ford Coppola
これから4人で期間限定のアミューズメント施設に行く。ぼくが日頃から親しくしている女性と、彼女のふたりの幼い親類、そしてぼくだ。
彼女が姪と甥を引率していく、つまりお供のお供がぼくなのである。
その施設はぼくの勤めている場所のすぐそばにある。それも、きっと今回、御下命がおりた理由のひとつなのだろう。
社用で何度か、その脇を通る。
開館直後は、酷い混雑で、暴風雨の日もながい行列が出来ている。でも、最近はそうでもない。午前中ならば、並ぶ必要もない。
でも、彼女に謂わせると、チケットの入手はそれでも困難だそうだ。今回もようやく手に入れたモノの、主役のふたりの、本来であれば引率すべき両親のスケジュールがあわない。それで、彼女に放り投げたのだと謂う。
最寄り駅で合流し、4人で歩く。ちいさい方の2人組はもうここで、浮き足立っている。
入り口には、端末を抱えた女性スタッフ達が並んでいる。その誰かにチケットをチェックしてもらい、入場する事になる。
彼女が不思議な事を謂う。
ここでの交渉が大事なのだ、と。
彼女曰く、手許にある4枚のチケットは単なる入場券だと謂う。良い席が欲しければ、彼女達と交渉しなければならない。その際には、実際のチケット代金と別の金銭が必要になるらしい。
スタッフのひとりをつかまえて、彼女は4枚のチケットを指し示す。だが、どうも話が噛み合わない。どうやら、交渉は失敗したらしい。
「だって、あのひと、そんな賄賂みたいなことはここではないの、一点張りなんだから」
それだからこそ失敗なのだが、彼女はまだ気づいていない。
チケットと引き換えに4本の筒を彼女は受け取る。その筒は、クラッカーの様なモノで、ここぞと謂う時に紐を引っ張るのだと謂う。そこでなにが起き、なにが飛び出すのかは、まだ解らない。
4本の筒は4本とも異なっていて、年齢や性別が指定されている。その指定に従って、姪と甥に渡そうとするが、甥のぶんは、筒から水が漏れている。取り替えてもらいたくとも、先程のスタッフはもう見当たらない。
仕方がないので、成年男性用の筒、つまり、本来ならばぼくの筒を彼に手渡す。ぼくの手許には、水の漏れた筒がある。
そうして、ぼく達はようやく建物の中に入り、最上階を目指す。その先に観覧席があるのだ。
ひろい階段がのぼるにつれて次第にせまくなる。その先にエスカレーターがあり、それをどこまでものぼっていく。子供達は最初から駆け上がり、大人2人を待ってはくれない。とにかく、彼等の跡を追いかけて、のぼって行くしかない。
のぼって辿り着いた屋上は、ぼく達と同じ様な観客達がひしめいていて、今行われている公演の終わるのを待っている。
公演が繰り広げられている会場は、ぼく達の眼下にある。
スタジアムよりひとまわり程大きく、すり鉢状になって下へと延びている。
勿論、最下層で行われている演技は観る事が出来ない。いくつもの彩られた煙がのぼり、観客達が放つフラッシュやライトがみえるだけだ。

the poster for the movie "Kikujiro
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