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2017.08.25.11.55

Hold Me

しのごのいわずにおれのいうとおりにするんだ。
そしてそれ以降、おれのいうことにはけっしてしたがうんじゃあない。

それがそいつの最期のことばだった。文字通りにいまわのきわだ。そこまでよくたえたとおれはいいたい。いまのおれたちがあるのはそいつの寸前の決断だ。

もちろん、あいつはいきている。でも、もうあれはおれたちのしっているあいつではない。なにもかも崩壊したもぬけのからさ。やつの肉体を支配しているのは、おれたちのしらないなにか、おれたちの敵だ。
すんでのところでおれたちはたすかったのだ。

ころすべきではないか。そんな意見はいまだにある。おれもそうおもう。いっそ、おれにやらせろ。そうおもうときもある。あいつがだれもかもころしたんだからな。

だが、あいつの正体を、いや、あいつにすくっているやつの正体をあかさないかぎり、おれたちに安住はない。だからこそ、いかさせてその正体をあばくのだ。いまの主流はこれだ。
だが、これがいつ逆転しないともかぎらない。やつを血祭りにあげて、溜飲をさげるのだ。そんな莫迦なかんがえにいつはらまないともかぎらない。
ゆがんだ正義感だ。

悪魔がそこにいる、そうかんがえるのは簡単だ。
だが、その悪魔がおれたちのなかにすでにひそんでいないとはかぎらない。

いまはだれもしんじられないときだし、しんじてもいけないときだ。
自網自縛の時代、そしてそれははてしもない時間が必要なのだ。

[the text inspired from the song "Hold Me" from the album "Long Way Down" by Tom Odell]

images
the singel for the song "Hold Me" by Tom Odell

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