2015.09.25.12.22
少年はだれでも生涯に一度、めのまえにたからのやまがあることにきづく。
そして、そのなかにわけいり、てあたり次第に、かかえこもうとする。
だがかなしいことにかれのうでは2本しかなく、時はどんどんとすぎてゆく。かれの身は、そこからあっというまにひきはなされてしまうのだ。
かれのうでにはわずかばかりの戦利品がのこされている。それがかれにとって必須のものなのかいなか、のぞみの品かいなかは、かれにもわからない。ただし、ほんのすこしばかりの幸福なおもいでの、その証拠の品であることにはかわりはない。
いとおしい、最愛の品であることは事実なのだ。
少年はそうしてだれもがとしおいていく。
それはおれもおなじだ。
少女のことはどこぞのばばあにきいてくれ。おれにはわからない。
ただ、またいつかあそこへかえれる日がくるとしんじている。
だから、それまでこれはけっしてすてられないのだ。
[the text inspired from the song "Left Behind" from the album "Iowa
" by Slipknot]
そして、そのなかにわけいり、てあたり次第に、かかえこもうとする。
だがかなしいことにかれのうでは2本しかなく、時はどんどんとすぎてゆく。かれの身は、そこからあっというまにひきはなされてしまうのだ。
かれのうでにはわずかばかりの戦利品がのこされている。それがかれにとって必須のものなのかいなか、のぞみの品かいなかは、かれにもわからない。ただし、ほんのすこしばかりの幸福なおもいでの、その証拠の品であることにはかわりはない。
いとおしい、最愛の品であることは事実なのだ。
少年はそうしてだれもがとしおいていく。
それはおれもおなじだ。
少女のことはどこぞのばばあにきいてくれ。おれにはわからない。
ただ、またいつかあそこへかえれる日がくるとしんじている。
だから、それまでこれはけっしてすてられないのだ。
[the text inspired from the song "Left Behind" from the album "Iowa
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