2014.11.30.12.15
こんな夢をみた。

the poster for the movie "Earthquake
" 1974 directed by Mark Robson
地震だ。
揺れると同時に、いまいるところがまぷたつに裂ける。数階建ての集合住宅の4階だか5階にある家だ。そしてその時点でもう、逃げ場がない。玄関があるのは、ぼくの向こう側。またごうにもとぼうにももう、無理な事は一目でわかる。
そして、ゆっくりと、避けた側の反対側を背にしてななめに傾いていく。家具やら調度品やらなにやらが、でかい図体もこまかい品々も、傾いた側にむかって倒れこんでいく。
なにかにしがみついているはずだが、それがなんなのだかわからない。苦手な懸垂で、もうまげることもかなわない腕を怨みながら、あきらめのわるいまま、ずうっとぶらさがっている様な気分だ。
気がついたら、避難所にいる。隣に父はいるが、ほかのものはどこにいるのだろう。
避難所といっても、駅の待合の様な場所で、目の前を様々なひとびとが行き交う。その様は普段、見慣れた光景だ。日常がそのまま演じられている一方で、ぼくたちは毛布1枚をひっかぶって、座りこんでいる。
「携帯をもっているだろう」
突然、父が尋ねる。
住むところがなくなったのだから、いくつも手続きをしなければならない。その為には、あちらこちらに連絡をとらなければならない。
父の主張はそのようなものだ。
携帯は多分、瓦礫となった家のしただ。そんなものがいま、あるわけがない。
代わりに、財布のなかにあったテレホン・カードをわたす。こんなものが役立つ場所があるのかわからないが、短気な彼に状況を説明してもむだだ。
わたすと同時に、もうどこかへと駆け出していく。
しばらくすると、白衣の人物がやってきて、問診と予防注射をするという。
父親の不在をつたえたが、ここに避難した全員が行うものだから心配はいらないという。
同じ建物のなかに、野戦病院さながらのテントがはられていて、そのなかに案内される。
ベッドに横になり、医師と二言三言交すうちに、注射もおわる。
怪我の有無に関わらず、破傷風の予防だそうだ。
さっきまで座っていた場所に戻る途中に、かつての同級生とあう。たったひとりっきりの彼の前には、食膳がおかれている。食事中のようだ。
注射のことをつたえると、順番はもうすぐだろうという。ぼくよりも状況の把握はできているようだ。
同級生とわかれ、もといた場所を探しているうちに、建物のそとにでる。
そこはフリー・マーケットで、生鮮食料品がいくつもいくつも並べられている。
客をひく声はするが、たちどまるものはだれもいない。

the poster for the movie "Home Alone 2 : Lost In New York
" 1992 directed by Chris Columbus

the poster for the movie "Earthquake
地震だ。
揺れると同時に、いまいるところがまぷたつに裂ける。数階建ての集合住宅の4階だか5階にある家だ。そしてその時点でもう、逃げ場がない。玄関があるのは、ぼくの向こう側。またごうにもとぼうにももう、無理な事は一目でわかる。
そして、ゆっくりと、避けた側の反対側を背にしてななめに傾いていく。家具やら調度品やらなにやらが、でかい図体もこまかい品々も、傾いた側にむかって倒れこんでいく。
なにかにしがみついているはずだが、それがなんなのだかわからない。苦手な懸垂で、もうまげることもかなわない腕を怨みながら、あきらめのわるいまま、ずうっとぶらさがっている様な気分だ。
気がついたら、避難所にいる。隣に父はいるが、ほかのものはどこにいるのだろう。
避難所といっても、駅の待合の様な場所で、目の前を様々なひとびとが行き交う。その様は普段、見慣れた光景だ。日常がそのまま演じられている一方で、ぼくたちは毛布1枚をひっかぶって、座りこんでいる。
「携帯をもっているだろう」
突然、父が尋ねる。
住むところがなくなったのだから、いくつも手続きをしなければならない。その為には、あちらこちらに連絡をとらなければならない。
父の主張はそのようなものだ。
携帯は多分、瓦礫となった家のしただ。そんなものがいま、あるわけがない。
代わりに、財布のなかにあったテレホン・カードをわたす。こんなものが役立つ場所があるのかわからないが、短気な彼に状況を説明してもむだだ。
わたすと同時に、もうどこかへと駆け出していく。
しばらくすると、白衣の人物がやってきて、問診と予防注射をするという。
父親の不在をつたえたが、ここに避難した全員が行うものだから心配はいらないという。
同じ建物のなかに、野戦病院さながらのテントがはられていて、そのなかに案内される。
ベッドに横になり、医師と二言三言交すうちに、注射もおわる。
怪我の有無に関わらず、破傷風の予防だそうだ。
さっきまで座っていた場所に戻る途中に、かつての同級生とあう。たったひとりっきりの彼の前には、食膳がおかれている。食事中のようだ。
注射のことをつたえると、順番はもうすぐだろうという。ぼくよりも状況の把握はできているようだ。
同級生とわかれ、もといた場所を探しているうちに、建物のそとにでる。
そこはフリー・マーケットで、生鮮食料品がいくつもいくつも並べられている。
客をひく声はするが、たちどまるものはだれもいない。

the poster for the movie "Home Alone 2 : Lost In New York
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