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2014.06.03.11.48

すなどりねこさんのこと

と、謂う訳で前回からのつづき。

その前回では、マンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフまんがくらぶ連載] は、”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”のシミュレーション (Simulation) 作品である事を大雑把に指摘しただけから、そこから話を繋いで行く事にする。

念の為に、ここでも書いておくけれども、ここで謂う”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”とは原作者トーベ・ヤンソン (Tove Jansson) の小説群でもないし、彼女からお墨付きを頂いたアニメ番組『楽しいムーミン一家 (Muumilaakson tarinoita)』 [19901991テレビ東京系列放映] でもない。彼女から原作を歪めていると指摘され、最早、観る事が叶わない、『カルピスまんが劇場 (Calpis Comic Theater)』[19691975フジテレビ系列放映] の1篇として制作 / 放映されたアニメ番組『ムーミン (Moomin)』 [19691970フジテレビ系列放映] とその後継『 [新] ムーミン (New Moomin)』 [1972フジテレビ系列放映] である。

だから、ある特定の世代のモノにしか伝えわらない事をこれから綴る事になるかもしれないが、だからと謂って、上に記した様な事を曖昧なままにして綴り始めると、本来ならば共有可能な事象までもが逆に、困難な状況に陥る可能性があるのかもしれない。

と謂う様なややこしい条件下で綴らざるを得ない位置に、落とし込められているので、本来採るべきではないところを辿って、その説明を試みてみよう。

あるちいさな村にひとりの少年がおりました。
村には、彼の同世代の少年達や少女達、そして彼の両親や彼らの両親がいます。村には誇れるモノはなにもないけれども、豊かな自然に恵まれ、少年や彼の友達、彼の両親や彼らの両親は、なに不自由なく暮らしています。
そこにある日、村の外からふらりとひとりの風来坊が顕われます。
その風来坊に出逢って以来、少年は …。

と謂う様な、ある物語の冒頭をでっち上げてみたが、如何であろうか。
謂うまでもなく、少年がムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) であると同時にぼのぼの (Bonobono) でもあり、風来坊がスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) であるの同じ様にスナドリネコさん (Sunadorineko-san) でもあるのである。

恐らく、少年は村のなかにあって、好奇心のかたまりの様な存在だったのに違いない。家の中にも道の真ん中にも草原の外れにも山の頂きにもその上の空にも、彼の好奇心を誘惑するモノは限りとなく存在している筈だ。彼のこころの中には常に、いくつもの疑問符が沸き上がっていて、その衝動に突き動かされて行動するだけで、1日と謂う時間はあっと謂う間に過ぎてしまう。

そんな少年の前に、村のそとと謂うより大きな世界の存在を教えてくれる人物が顕われるのだ。
少年はその人物に出逢って以来、事ある毎に、彼の許を訪れ、自身のなかにある疑問符をそのまま、その人物、つまり、風来坊にぶつけて行くのである。

ムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) =ぼのぼの (Bonobono) にとっての、スナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) =スナドリネコさん (Sunadorineko-san) とは、そおゆう意味の存在なのである。

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例えばこの作品。映画『シェーン (Shane)』 [ジョージ・スティーヴンス (George Stevens) 監督作品 1953年制作]。
物語の主要な登場人物の、行動や感情が錯綜しているから、どの登場人物の立場に立って観るのかによって、全然違う物語として成立してしまう映画だけれども、映画のラスト・シーンの情景に引き合わせてみれば、シェーン (Shane) [演:アラン・ラッド (Alan Ladd)] をみおくるジョーイ (Joey Starrett) [演:ブランドン・デ・ワイルド (Brandon deWilde)] の視線はそのまま、ムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) =ぼのぼの (Bonobono) のスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) =スナドリネコさん (Sunadorineko-san) と全く一緒なのだ。

このつづきはいずれどこかで。
次回は「」。

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