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2008.03.23.20.13

a day in the life



目が覚めて ベッドから転げ出る/櫛をひっぱり頭の上を走らせる/そうこうして階下に下りてお茶を1杯飲み/見上げてわかった やばい遅刻だ!(Woke up, fell out of bed /Dragged a comb across my head/Found my way downstairs and drank a cup/And looking up I noticed I was late
from
"ア・デイ・イン・ザ・ライフ(A Day In The Life)"
included in the album
"サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)"
by
ザ・ビートルズThe Beatles

ジョン・レノン(John Lennon)のヴォ-カル・パートを前後にして、サンドウィッチ状態で、先に引用したポール・マッカートニー(Paul Mccartney)のヴォ-カル・パートがある。
誰しもが経験した(もしくは経験し損なっている)日常の断片をカリカチュアライズ(Caricature)して描写した、ここだけを取り出せば、なんの事はないパートである。だけれども、これを挟み込んだジョン・レノン(John Lennon)のパートが、現実からぐうんと遊離して、シニカルな視線でもうひとつの日常?を唄っているだけに、妙に重くのしかかる。

"今日 新聞記事を読んだ(I read the news today oh boy"
新聞記事に書かれている記事は現実かも知れないけれども、この曲の主人公にとっては、真実ではない。どこか絵空事でどこか空虚でそしてどこか可笑しい。乾いた声で笑えてしまう。

眠りから覚醒めて、己がナニモノなのか、ほんの一瞬だけれども、疑問がわく。
眠りから覚醒めて、己が一体どこにいるのか、すこしの間だけ、疑いを抱く。
そして眠りから覚醒めた今が一体いつなのか、全くわからない。それは、ほんの一瞬の間だけだけれども。

そこは朝のベッドの中だったり、昼間の電車の中だったり、酔いつぶれた馴染みの店だったりする。
そして、眠る前の延長線上で覚醒めた己という存在に気づかされる。

みずしらぬ女が傍らで寝てたり、目的の駅を乗り過ごしたターミナルのベンチだったり、身ぐるみ剥がされて繁華街の路上で傷だらけで蹲ってたりはしない。
否、全くあり得ないとはいわないけれども。

覚醒めるとそこが、戦場だったり、阿片窟だったり、牢獄だったり、宇宙の果てだったり...。
そんな事はまずあり得ない。

僕は僕として眠りにつき、僕として覚醒める。
そして、昨日の続きが今日であり、今日の続きとしてまた、明日があるのだろう。

それとも、ある日、唐突に、その延長線上の埒外へと、放り出されてしまうのだろうか?


夢は枯れ野をかけめぐる
images

"Lucile Brokaw on the Long Island Beach, 1933"
photo by
Munkacsi Marton aka Martin Munkacsi
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