2014.05.20.11.42
語感だけの印象からすると、なんだかまるで、川や河、湖沼や沼沢や池の、その端で踞ってじゃりじゃりとやっていそうな雰囲気がある。
だけれども、学名プリオナイルルス・ヴィヴェルリヌス (Prionailurus viverrinus) の和名に登場する「スナドリ」と謂うのは”砂採り”ではなくて”漁り”つまり、漁をする、もうちょっと碎けた表現をすれば”魚を穫る”という意味であって、これは英語名のFishing Catも、名は態を顕しているのである。
否、実は、漁り猫と謂うのは”Fishing Cat”からの翻訳であった。その逆ではない。
だから、もし仮に、川や河、湖沼や沼沢や池の、その端で踞ってじゃりじゃりとやっていたとしても、砂を漁っているのではない、魚貝を漁っているのである。
上の文章、もう少し整理すれば出来ない事もないではないが、このくらい陥穽がいくつか空いていてもいいだろうと想うから、そのままにしておく。
ちなみに「漁る」は”あさる”とも”すなどる”とも読む。
だから、上の文章の最末文の後半部は、「すなをあさっているのではない、ぎょかいをすなどっているのである」と読むべきなのである。
と謂う言葉嬲りはさておき、本題の漁り猫 (Fishing Cat) である。
とは謂うモノの、生物としての漁り猫 (Fishing Cat) に関しては、あまり書く事がない。
動物園 (Zoo) で観かけた記憶もないし、動物図鑑 (An Encyclopedia Of Animals) で凝視めた記憶もない。
むしろ、ある漫画作品を通じて、この動物の存在を知った様なモノなのである。
つまりマンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフ、まんがくらぶ連載] の登場キャラクターの1匹、スナドリネコさん (Sunadorineko-san) の事なのである。
[余談だけれども、検索エンジンで”スナドリネコ”を画像検索すると、生物としての漁り猫 (Fishing Cat) ばかりが登場するが、”スナドリネコさん”とすると、マンガ・キャラクターの関連画像ばかりが登場する。]
ぼくは、マンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフ、まんがくらぶ連載] と謂う作品は”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”のシミュレーション (Simulation) 作品だと想っているから、かの作品の主人公ムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) がぼのぼの (Bonobono) だとしたら、スナドリネコさん (Sunadorineko-san) は謂うまでもなくスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) だ。
と、書いてしまえば解るヒトはさも当然の様な顔をするだろうが、解らないヒトは一向に解らない。
それは世代間のギャップに寄るモノと大雑把に謂いくるめてしまっても良いだろうが、それでは、あまりに大雑把だ。
と謂うか、そんな大雑把で気分的なモードで引っ括める必要はない。つまり、もうちょっと、具体的な原因を指摘出来るから、なのだ。
つまり、本来ならば共通認識の許にあるべき”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”が、共通項たり得ていないから、なのだ。
ぼくがこの文で登場させた”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”は、原作者トーベ・ヤンソン (Tove Jansson) のそれでもないし、その原作を忠実にアニメ化させたアニメ番組『楽しいムーミン一家
(Muumilaakson tarinoita)』 [1990〜1991年 テレビ東京系列放映] でもない。
むしろ、原作者から批判を浴びた、『カルピスまんが劇場 (Calpis Comic Theater)』[1969〜1975年 フジテレビ系列放映] でのアニメ番組『ムーミン (Moomin)』 [1969〜1970年 フジテレビ系列放映] とその後継『 [新] ムーミン (New Moomin)』 [1972年 フジテレビ系列放映] なのである。
つまり、岸田今日子 (Kyoko Kishida) が声をあてたムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) であり、西本裕行 (Hiroyuki Nishimoto) が声をあてたスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) なのである。
だから『カルピスまんが劇場 (Calpis Comic Theater)』[1969〜1975年 フジテレビ系列放映] でのアニメ番組『ムーミン (Moomin)』 [1969〜1970年 フジテレビ系列放映] やその続編『 [新] ムーミン (New Moomin)』 [1972年 フジテレビ系列放映] を未見の方々は、マンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフ、まんがくらぶ連載] での登場キャラクターをシミュレーション (Simulation) させて、仮想のムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) とスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) とを創造してもらった方がいいのかもしれない。

と、謂う訳で、原作『ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)』には登場しない、『スナフキンのうた(おさびし山のうた)』 [作詞:井上ひさし (Hisashi Inoue) 作曲:宇野誠一郎 (Seiichiro Uno) 歌唱:西本裕行 (Hiroyuki Nishimoto)] からの画像を掲載します。
スナドリネコさん (Sunadorineko-san) が唄う訳ではないけれど、ね。
このつづきはここから。
次回は「こ」。
だけれども、学名プリオナイルルス・ヴィヴェルリヌス (Prionailurus viverrinus) の和名に登場する「スナドリ」と謂うのは”砂採り”ではなくて”漁り”つまり、漁をする、もうちょっと碎けた表現をすれば”魚を穫る”という意味であって、これは英語名のFishing Catも、名は態を顕しているのである。
否、実は、漁り猫と謂うのは”Fishing Cat”からの翻訳であった。その逆ではない。
だから、もし仮に、川や河、湖沼や沼沢や池の、その端で踞ってじゃりじゃりとやっていたとしても、砂を漁っているのではない、魚貝を漁っているのである。
上の文章、もう少し整理すれば出来ない事もないではないが、このくらい陥穽がいくつか空いていてもいいだろうと想うから、そのままにしておく。
ちなみに「漁る」は”あさる”とも”すなどる”とも読む。
だから、上の文章の最末文の後半部は、「すなをあさっているのではない、ぎょかいをすなどっているのである」と読むべきなのである。
と謂う言葉嬲りはさておき、本題の漁り猫 (Fishing Cat) である。
とは謂うモノの、生物としての漁り猫 (Fishing Cat) に関しては、あまり書く事がない。
動物園 (Zoo) で観かけた記憶もないし、動物図鑑 (An Encyclopedia Of Animals) で凝視めた記憶もない。
むしろ、ある漫画作品を通じて、この動物の存在を知った様なモノなのである。
つまりマンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフ、まんがくらぶ連載] の登場キャラクターの1匹、スナドリネコさん (Sunadorineko-san) の事なのである。
[余談だけれども、検索エンジンで”スナドリネコ”を画像検索すると、生物としての漁り猫 (Fishing Cat) ばかりが登場するが、”スナドリネコさん”とすると、マンガ・キャラクターの関連画像ばかりが登場する。]
ぼくは、マンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフ、まんがくらぶ連載] と謂う作品は”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”のシミュレーション (Simulation) 作品だと想っているから、かの作品の主人公ムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) がぼのぼの (Bonobono) だとしたら、スナドリネコさん (Sunadorineko-san) は謂うまでもなくスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) だ。
と、書いてしまえば解るヒトはさも当然の様な顔をするだろうが、解らないヒトは一向に解らない。
それは世代間のギャップに寄るモノと大雑把に謂いくるめてしまっても良いだろうが、それでは、あまりに大雑把だ。
と謂うか、そんな大雑把で気分的なモードで引っ括める必要はない。つまり、もうちょっと、具体的な原因を指摘出来るから、なのだ。
つまり、本来ならば共通認識の許にあるべき”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”が、共通項たり得ていないから、なのだ。
ぼくがこの文で登場させた”ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)”は、原作者トーベ・ヤンソン (Tove Jansson) のそれでもないし、その原作を忠実にアニメ化させたアニメ番組『楽しいムーミン一家
むしろ、原作者から批判を浴びた、『カルピスまんが劇場 (Calpis Comic Theater)』[1969〜1975年 フジテレビ系列放映] でのアニメ番組『ムーミン (Moomin)』 [1969〜1970年 フジテレビ系列放映] とその後継『 [新] ムーミン (New Moomin)』 [1972年 フジテレビ系列放映] なのである。
つまり、岸田今日子 (Kyoko Kishida) が声をあてたムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) であり、西本裕行 (Hiroyuki Nishimoto) が声をあてたスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) なのである。
だから『カルピスまんが劇場 (Calpis Comic Theater)』[1969〜1975年 フジテレビ系列放映] でのアニメ番組『ムーミン (Moomin)』 [1969〜1970年 フジテレビ系列放映] やその続編『 [新] ムーミン (New Moomin)』 [1972年 フジテレビ系列放映] を未見の方々は、マンガ『ぼのぼの (Bonobono)』 [作:いがらしみきお (Mikio Igarashi) 1986年連載開始 まんがライフ、まんがくらぶ連載] での登場キャラクターをシミュレーション (Simulation) させて、仮想のムーミン・トロール (Muumipeikko / Moomintroll) とスナフキン (Nuuskamuikkunen / Snufkin) とを創造してもらった方がいいのかもしれない。

と、謂う訳で、原作『ムーミン・シリーズ (Muumi [Muumin] Series)』には登場しない、『スナフキンのうた(おさびし山のうた)』 [作詞:井上ひさし (Hisashi Inoue) 作曲:宇野誠一郎 (Seiichiro Uno) 歌唱:西本裕行 (Hiroyuki Nishimoto)] からの画像を掲載します。
スナドリネコさん (Sunadorineko-san) が唄う訳ではないけれど、ね。
このつづきはここから。
次回は「こ」。
- 関連記事
-
- すなどりねこさんのこと (2014/06/03)
- こーねりあす (2014/05/27)
- すなどりねこ (2014/05/20)
- でぃあぷるーでんす (2014/05/13)
- むーみんぱぱのおもいで (2014/05/06)