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2008.03.02.20.02

break on through the looking glass

己を凝視めるるモノは己のみ。
己が関心を寄せる程、他者は己に興味を抱かない。
images

"Narcissus" by Michelangelo Merisi da Caravaggio

周囲の暖かい視線を一身に浴びながらも、その祝福に答える術を持っていないが為に、
ただ黙って、そこに立ち尽くす少女がいる。

その少女の感じるもの、それは、ミラー・ハウスに迷い込んだ猫のそれに似ている。
四方八方、ありとあらゆる視線に身を曝されているものの、今、彼が感じているのは孤独のみ。

己が向ける視線のその先は、乱反射した己自身のものなのに、彼はいつそれに気づくのだろうか?
己のこころが乱れ揺らいで、それが幾重にも増幅されて、彼に突き刺さる。

視線の来ない方へと、逃げればよいのか?
その視線に耐えうる強さを手に入れればよいのか?

否、むしろ、それらの視線を産み出す元凶、鏡の向こうへとブレイク・スルーすべきなのだ。
アリス・リデルの様に鏡の向こうへと。
それは、決して不可能ではないのだから。


the scene "break on through the looking glass"
from the movie"Le Sang d'un Poete" directed by Jean Cocteau.
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theme : 今日の出来事 - genre : 日記

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