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2014.01.12.12.21

これもまた悪い夢の続き 60.

こんな夢をみた。

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Rob A Bank” from the album “For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?” by The Pop Group

建物から出てみれば、辺り一面はのどかな田圃が広がっている。5月。みどりが眩しい季節だ。
その田圃と田圃をつなぐ農道という農道に、警察車輛がひしめいている。場違いだ。その物々しさは異様を通り越して異常だ。尋常ではない。
だが、仕方ない。それもこれも、おれ達のせいなのだ。

「おい、みせしめのために一発、ぶっぱなしておけ」
その叫びに反応しておれは、手にしたランチャーを発射する。
目標はこの際なんでもいい。めにとまったうすらでかいくるまにむけて、引金をひく。

ばかでかい音とともに、そのくるまとその先の2, 3台が大破する。タマは一気に貫通し、阿鼻叫喚の血達磨がいくつもころがる。

無人車を狙ったはずがこの始末だ。おれは呆然として手にしたランチャーを凝視めるが、すべては後の祭りだ。これで、おれも人殺しだ。

かねはこのずたぶくろのなかだ。すべては予定通りにすすんで、あとは逃げるだけ。
逃走用のくるまは人質をたてに、警察に用意させてある。

あいつははなっから英雄気取りで、また、煙草に火をつけさせている。この数時間のつきあいで、支店長もようやく自身の役割が身についたとみえる。さしだす火口の間合いも申し分のないものだ。

なかまは四人。

おれは人質をふんづかまえたまま、用意されたくるまには眼もくれずに、その脇にある覆面パトカーに乗り込む。警察は動揺するが意に介する必要もない。これも予定どおりの行動だ。その場にいる刑事をひとり指名する。そいつに運転させるのだ。
「警察無線はつけとけよな」
あとは、あいつが乗り込むのを待つだけだ。

だが顕われたのは、べつのもうひとりだった。
先に行け。あいつは別の用がある。時間と場所の変更はない。
そう叫んで、駆け抜けていった。やつがひとり、別行動なのはかねてからのものだ。だが、あいつの別の用とやらは聴いていない。
「おい、そんなもの聴いていないぞ。ここから先、なにがあってもしらないからな」
思わず、大声でおれは叫んだ。

あいつが、おれ達とは正反対の方へ駆け出す様がみえる。人質の支店長はまだ手放してはいない。

運転手役の刑事に「だせ」と叫ぶ。「まっすぐだ」
そして、彼に悟られない様に、人質に拳銃を手渡す。この冴えない経理課長が、実は4人目だ。

一本道の農道を駆け抜けてしばらくすると、幹線道路にぶつかる。
「みぎですか、ひだりですか」
あらかじめ指示された道は、裏街道をまっすぐだ。
「みぎへいけ」
すこしづつ、螺子の回転がちがってきている。ここで、おおきくおれがかえてみてもいいだろう。かねはここにあるのだ。

行く先を知らされていない経理課長は、じっと手にした拳銃だけを凝視めている。

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the movie “Reservoir Dogs” directed by Quentin Tarantino
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