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2013.11.08.06.34

Rock The Casbah

旅に出るのならば、その地のものを喰うべきと謂う。

かの地での名産や特産、それを味わうべきである、と。

逆に謂えば、いつもと代わり映えしないチェーン店やファスト・フードに入るのは、もっての他なのだ。

それはそうかもしれない。
なんのための旅だ、なにを求めての旅だ、と自問すれば、出てくるこたえは、それを裏付けるばかりなのかもしれない。

だが、しかし、こう問うてみれば、どうだろう。
さっきとおなじだろうか。
おそらく、それとは異なるこたえが、出てきやしないだろうか。

なぜそこをはなれる、なぜそこにおれない、そしてそこをすてることができるのか、と。

そんな疑問を抱えているのならば、自ずと、いつもと変わらぬ朝といつもと変わらぬ夜を演出したくなるのも、致し方ないものだろう。

そうして選んだ、いつもと代わり映えしない店で、いつもと代わり映えしないものに、ありつこうとする。

しかし、それは決して、昨日や昨夜とおなじものを決して保証はしてはくれない。
そしてあらためて、いま、ここにいる自分自身に気づかされる。

ここはどこだ。おれはだれだ、と。

さあ。
そこからさきは、きみ自身の問題だ。おれが語るものでもない。

どこまでもどこまでも、日常から逃亡する流浪を選ぶのか。
それとも、いつもとおなじ、なにひとつかわらない、毎日へとかえるのか。

この酒を呑みほしたその後で、決めればいい。
おれにとっては、昨日も今日もそして明日も呑むおなじ酒だ。
だけれども、きみにとっては、どんな味になるのだろうか。

そう、ゆっくりと味わうがいい。
たとえ、この酒がそこの自販機から買ってきたばかりの、いつもの缶だとしても、だ。

[the text inspired from the song "Rock The Casbah" from the album "Combat Rock" by The Clash]


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