2008.02.08.19.56

強き風も 池のつがいは たじろがず 水面に映ゆる 冬の夕闇
<読み>
つよきかぜも いけのつがいは たじろかず みなもにはゆる ふゆのゆうやみ
<意味>
強い風も、池にいる(水鳥の)つがいはたじろがない。池の水面には、冬の夕闇も迫っている。
<解説>
先週末の積雪を受けて、今週の東京は、厳しい冬の寒さとなった。しかも、終日、冷たい風が吹いているので、日中も、陽射しがあるというものの、気温があがらない。それにも関わらず、池端に生息する水鳥のつがいは、その寒さにたじろぐ気配はみえない。
下の七七の二句は、老夫婦に準えたつがいの心象風景だろうか、それとも、つがいに準えられた老夫婦の生きざまを描写したものだろうか?
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