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2013.08.20.04.40

ごっどふぇにっくす

ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列] を観ていた時である。
ぴったんこカン・カン』 [2003年より TBS系列] ではなくて『ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列]。
だから、安住紳一郎ではなくてMCは久米宏であってこの番組はそもそもがコント55号の番組。勿論、坂上二郎 (Jiro Sakagami) も健在だった頃の話だから、どっちに転んでも相当に、昔の話である。

その『ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列] のその日のゲストは加山雄三 (Yuzo Kayama) で、丁度、夕食時かその直後の時間、観るともなしに観ていたぼくに、意外な発言がブラウン管の向こうから飛び出したのだ。

久米宏が、加山雄三 (Yuzo Kayama) の好きなTV番組が [当時既に本放送は終了していたが] アニメ番組『科学忍者隊ガッチャマン (Science Ninja Team Gatchaman)』 [19721974フジテレビジョン系列] であると告げ、その理由を問われるがままに語った加山雄三 (Yuzo Kayama) の台詞が、確か次の様なモノだった。
「メカがリアルだから」

多分、その後に続く加山雄三 (Yuzo Kayama) の台詞は、自身の趣味を幾つか挙げて、その趣味の中で携わる [実際に存在する] メカの有り様と、アニメ番組『科学忍者隊ガッチャマン (Science Ninja Team Gatchaman)』 [19721974フジテレビジョン系列] に登場するメカの有り様とを比較して、それらが如何にリアルであるかを語っていたと想う。
彼の語り口を追っていくと、結局はそんな [実在する] メカに接する趣味のいくつかを語る為のに、アニメ番組『科学忍者隊ガッチャマン (Science Ninja Team Gatchaman)』 [19721974フジテレビジョン系列] が登場しただけで、話題は、そこから先に掘り下げずに、別の話題へと転じたと、記憶している。

だけれども、ぼくは何故だか、この発言を未だに憶えている。

当時の加山雄三 (Yuzo Kayama) は、ぼく達から観れば、一世代も二世代も昔のヒトである。未だに、彼を語る際には若大将 (Wakadaisho) の呼称が連呼されるのだけれども、それは忘れた頃に何度も再燃するリヴァイバル・ブーム [聖典である若大将 (Wakadaisho)・シリーズは19611971年の10年間に制作 / 上映] があるからであって、『ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列] に出演した際は、そのブームとブームの端境期にあった頃だと想う。
例えば、ザ・ビートルズ史観 (The View From The Beatles History) で謂えば1966年、加山雄三 (Yuzo Kayama) は来日したファヴ・フォー (The Fab Four) に会見 ("Meet The Beatles") 出来た数少ない人物のひとりだ。だけれどもその時、コンサート会場である日本武道館 (Nippon Budokan) で前座のひとつ (As One Of The Opening Acts) として出演したザ・ドリフターズ (The Drifters) の方がその時の、TVというメディアにあっては、全盛期だったのである。つまり、『ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列] と同じTBS系列で謂えば『8時だョ!全員集合』[19691985TBS系列] の未だ全盛時代であって、しかも『ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列] 放送の前の時間枠にあったのが、ザ・ドリフターズ (The Drifters) をモチーフにしたキャラクターが登場する人形劇『飛べ!孫悟空』 [19771979TBS系列] だったのである。
ついでに書いておけば、スクリーン上で、加山雄三 (Yuzo Kayama) の真似 (Am I Happy!?) をゴジラ (Godzilla) がしたのは、映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 (Godzilla Vs. The Sea Monster)』 [福田純 (Jun Fukuda) 監督作品 1966年制作] での事ではあるけれども、その当時、昭和ゴジラ・シリーズは瀕死の状態であって、『ぴったし カン・カン』 [19751986TBS系列] の放映が開始された1975年の映画映画『メカゴジラの逆襲 (Terror Of Mechagodzilla)』[本多猪四郎 (Ishiro Honda) 監督作品 1975年制作] でもって、一旦の幕引きが計られるのである。

つまり、ぼく達から観れば、そおゆうヒトである加山雄三 (Yuzo Kayama) が、ぼく達が日常的に観ている / 観ていたアニメ番組を贔屓にしていて、しかもその理由が先の発言であるのだから、二重にも三重にも、驚かされるのである。

images
例えば、表題に掲げた主力メカ、ゴッドフェニックス (God Phoenix) ひとつ取り上げても、そこにぼくにはリアリティを見出すのは困難なのだ [画像はこちら]。
秘密忍者隊 (Science Ninja Team ) の4人の各メンバーが騎乗するよっつのメカを格納し、戦闘地域や敵基地へと移動する、という観点からだけ観ても、『サンダーバード (Thunderbirds)』[日本版:19661967NHK総合放映] のサンダーバード 2号 (Thunderbird 2) の方が、遥かに実用的だし現実的だ。

否、そんなふうに非をあげつらいたい訳ではない。

単純に謂えば、アニメ番組『科学忍者隊ガッチャマン (Science Ninja Team Gatchaman)』 [19721974フジテレビジョン系列] の中にあるヒロイックなものやファンタジックなものを、どおゆう風に落としどころをつけておくのか、という問題なのである。その辺りの認識をきちんと事前に確認しておかないと、とてつもない低レベルの発言や思索にしかなり得ないし、相互のコミュニケーションも断絶してしまうのだ。
それを大雑把に言ってしまえば、世界観の共有という問題だろうか。

と、謂うのも、その後、加山雄三 (Yuzo Kayama) 以外にも、アニメ番組『科学忍者隊ガッチャマン (Science Ninja Team Gatchaman)』 [19721974フジテレビジョン系列] をリアルだとか、リアリズム溢れると、する表現にいくつも出逢う事になるし、その上にさらに、それ以外のアニメ番組や特撮番組を評する言質として、リアルやリアリズムという語句を、嫌になる程に、観る事になるからである。

実用的とか現実的とか謂う謂いは、必ずしも、リアルやリアリティーと、等号では結ばれてはいないのだ。

次回は「」。
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