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2013.06.02.14.11

これもまた悪い夢の続き 56.

こんな夢をみた。

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"The House Rent Boogie" from the album "The House Rent Boogie" by John Lee Hooker

大家との、つまらない諍いに巻き込まれて、今棲んでいるところを引き払わなければならなくなる。

手当り次第に不動産屋を駆け回り、相応しい住処を捜すべきなのかもしれないが、ものは試しで、学生課に相談に行く事になる。場合によっては調停をしてくれるかもしれず、場合によっては安い物件を紹介してくれる可能性もあるからだ。

[この夢の中では、ぼくは大学生なのだろうか。その辺りの設定はよく解らない。]

久しぶりに赴く多摩の丘陵は遅い春を堪能している様で、大学に向かうバスの中は、その陽射しで暑いくらいだ。
N街道を外れ、大学正門に向かう上り坂はこれまでと同じ様に急勾配なのだけれども、車窓から臨むその風景は大分、様変わりしている。

ぼくの記憶ではその急坂の両側は、見渡す限りの雑木林の筈で、今の時季ならば、新緑の萌え出づるばかりの緑で覆われている筈である。だけれども、ぼくの眼に飛び込んで来るのは、真白い、無味乾燥とした建物がひしめいているばかり、初夏の陽射しが乱反射して眼を開けていられない程の、眩しさだ。
なんだかまるで、促成栽培のビニールハウスが乱立している様な、そんな様相なのである。

大学正門前のバス停で降りて、急坂の延長線上にある、やはり急勾配の上り坂を登坂する。正門前から入る度に思うの事なのだが、通学というよりは登山という方がこの場合、描写としては似つかわしい。

這々の体で、汗まみれで登坂したその先に、学生課がある。
そこで、状況を説明すると、大学自らが運営している賃貸物件がいくつかあると言う。
いまの住処に溢れかえっている本やらレコードやらを思い返しながら、広い場所が欲しいのだと、主張すると、少し旧い物件になるが、ないことはないと言う。しかも、ここから歩いて行ける場所だ、と。そんな前説が終わる間もなく、鍵を渡される。
勝手に行って、視てこいと、言うのである。

鍵と一緒に、大学近郊の地図を渡された。コピー用紙に、蛍光ペンで行くべき場所がマーキングしてある。

学生課を出て、その地図を観ると、先程のビニールハウスの一角の様だ。
今さっき登坂して来たみちを今度は、急勾配の坂を下って行くのだ。

教えられた場所に来てみると、ビニールハウスは学生達のサークルや同好会の為の部室として供されている様で、大学構内よりは遥かに学生達の人口密度も高く、そして騒がしい、浮き足立った喧噪が辺り一面にこだましている。恐らく、新入生達が入部したての頃だからだろう。

そんな姦しさに辟易しながら、建物の周辺をぐるっと廻ると、奇妙なところに施錠された扉がみつかる。ここが、目指す物件の入口なのである。

鍵を開けて中に入ると、地下にむかう狭い階段が待ち構えている。黴臭い臭気と、じめっとした手摺の感触で、もう何年も誰もここに出入りしていないと、すぐに知れる。

建物一階分に相当する階段を下りきった先に、もうひとつの施錠された扉がある。
それを開けると、眩しさで一瞬、なにも観えなくなる。

ビルの二三階をぶち抜いた程の吹き抜けがそこにある。ぼくはその上層にいるのだ。そこから長い階段が延びていて最下層へと誘っている。と、同時にぼくの左側には、細い連絡通路が延びている。まるで体育館かなにかの様な構造だ。
今、降りて来た黴臭い階段の反対側は一面、ガラス張りで、盛夏を思わせる様な眩しくてあつい陽光が、室内全体を照らしている。
急勾配の坂にある建物だから、半地下の構造で、いくらかの陽射しが稼げるとは思ったが、その想像を遥かに超える明るさだ。

ぼくは呆気にとられながらも、狭い連絡通路を行き来して、眼下の想いもよらない広さに唖然としている。その床はなにかの競技が行われるかの様に、二面に分割されていて、各面に一杯に、大きな楕円状のものがある。その上を木馬かゴーカートかなにかがはしった様な、軌道がいくつもいくつもはしり、木製の床を汚している。

階段を下りて最下層に辿り着けば、ガラス張りの反対側には、いくつもの椅子が設えてあって、壁面はすべてロッカーとなっている。どうみても、ここはなにかの競技場か、鍛錬場でしかありえない。

ここでどうやって暮らせというのか、ここに来た最初の理由を思い返しながら、ぼくは困惑している。

そして、黒いガラス窓で覆われている一角をみつけて、その中へと入る。

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"The Quiet Room" from the album "From The Inside" by Alice Cooper
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