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2013.03.25.00.12

これもまた悪い夢の続き 54.

こんな夢をみた。

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the front page for the first issue on the "Weekly Shonen Magazine" for the comic "The Three-Eyed One" by Osamu Tezuka

ふと気がつくと、右耳のうしろに眼が出来ている。
中途半端に伸びてきた髪が、うなじのあたりで妙に五月蝿いと思ってみたら、それである。
さっきから視界が奇妙な具合に捩じれているのも、そのせいだ。

その新しい眼玉に、髪が触れる度に痛くて叶わないから、そこにある裁ち鋏で、視界の邪魔となる髪を、切る事にする。

すると、観えない筈の右後方が突然に視野に入り込んで、それだけで目眩がする。

試みに旧くからあるふたつの瞳を閉じて、新しい方だけで辺りを観回してみると、悪くない。観ているモノは、いつもの見慣れた自室ではあるが、妙に新鮮だ。
己の背後、のみならず、直近の過去を振り返っている様な心持ちにどうしてもなってしまう。

ただ、みっつの眼を同時に見開いて観ると、やっぱりくらくらとする。まるで船酔いの様な、宿酔いの様な、奇妙な、平衡感覚のぐらつきが発生する。

慣れるまで、閉じているしかないな。

そうして閉じてみると、今度はとてつもなく心許なくなってしまう。それまでは、一切、関心が湧かなかった背後の存在に、奇妙にも捕らえられて、閉じている瞳の向こうで、なにが興っているのか、なにが顕われているのか、気になって仕方がないのだ。

とにかく、いずれにせよ、眼を開けようと閉じようと、不安定な状況に置かれ続けている事には、違いないのだ。

<暗転>

職場の、今日の搬入先でトラブルが発生しているので、そちらへ向かう。ちょっとした手違いで、小競り合いが起きたというのだ。
事態は沈静化しているが、原因と、場合によってはその後の対策をこうじて欲しいと言う。

目的地に着くと、沈静化しているどころではない。睨み合いが続いている。
若い男が二三人、声を荒げて責任者を出せと言う。
この場合の責任者とは、おれの事なのか。
まぁ、いい。事態が膠着している以上、その場に、それまでの経緯を与り知らぬモノが出て行けば、なにかしらが動くのだ。
それが良かろうと悪かろうと、それはまた別の話だ。無駄な時間と無駄な労力ばかりで、徒労し疲弊するよりも、よっぽどましと言うモノなのだ。
なにかが、誰かが、解決へと、動き出すのだ。

その男達の主張は、単純だ。
金を出せ、医者を呼べ。
それだけだ。

そばにいるモノに、警察は呼んだのかと尋ねると、「いま、ここに怪我人がいるんだろう!?」と、声を荒げる。どうやら、警察沙汰にはなりたくないらしい。

「では病院に同行しましょう。すぐそこに救急病院がありますから」
そして、半ば無理矢理に、"怪我人"を抱え、歩き出す。

どこかから、誰かが大声を上げているが、それがどういう意味なのかは解らない。
ぼくの抱えた"怪我人"は、いつのまにやら、皺々に縮み込まって、今や両の掌で抱え込める程になっている。
小振りのキャベツの様だ。腕も脚もなくなって、皺だらけの肉塊の真ん中に、大きな瞳だけがひとつ、顔をのぞかせている。

しばらく歩くと目的地に着く。
その建物の裏に廻って、救急外来用の玄関をノックする。
ふと、抱えた肉を観てみると、とても不安そうなまなざしだ。
だから、もう一度、大きな音をあげて、ノックする。

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the movie poster for the movie "Basket Case" directed by Frank Henenlotter
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