2007.06.08.23.17

柔肌の ぬくもり求め 闇に舞ふ 火影なくとも 君の愛観ゆ
るい詠める
<読み>
やわはだの ぬくもりもとめ やみにまう ほかげなくとも きみのあいみゆ
<意味>
柔肌から感じ取る事のできるぬくもりを求めて、闇の中を踊る。火影もないけれども、あなたの愛は、眼に映る。
<解説>
「観ゆ」は、ヤ行下二段活用の動詞で、動詞「みる」の語幹に自発の助動詞「ゆ」がついた語である。なので、自発の意を含んだ意味に訳せばよい(例:自然に眼に見えてしまう)。
なお、作者本人の説明によれば、掲載された写真は"真っ暗闇で撮影したガスコンロの炎を、ネガ反転したら、綺麗な乳白色が出たので、それをそのまま掲載"との事。
穿った読み方をすれば、「(この火影の写真は)火影には観えないから、あなたの愛が(もしくは、あなたの愛に)観える」とも解釈出来る。
淫美な写真だと思ったら、違ったか...。
(この項:たい)
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