2009.07.19.16.26

随分と待たされたアルバム。以前、どこかで書いた様な気がするけれども、クルト・ワイル (Kurt Weill) のトリビュート・アルバム『星空に迷い込んだ男/クルト・ワイルの世界 (Lost in the Stars: The Music of Kurt Weill)
素材である原曲によりかかりもせず、かといって、己の音楽性を殊更に際立たせない、そのアプローチがかっこ良かった。
原曲の持つ、甘美なメロディーは一切姿を現さない筈なのに、その曲が描く叙情は総て兼ね備えている。
ロックンロール (Rock & Roll)。
一言で言えば、それ以外のナニモノでもないその曲は、クルト・ワイル (Kurt Weill) のロックンロール (Rock & Roll) でもあると同時に、ルー・リード (Lou Reed) のロックンロール (Rock & Roll) そのものでもあったのだ。
read a continuance of : ""NEW YORK" by LOU REED"