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2023.09.26.08.50

らっくすいんてりあ

拙稿の題材はクランプス (The Cramps) のヴォーカリストではあるが最初に断っておいた方が良いだろう。
彼の、もしくは彼が所属するバンドの音楽に関しては、一切、言及するつもりはない。

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2023.09.19.07.57

えびら

蝲蛄 (Crayfish) は海老 (Shrimp) なのだろうか、 (Crab) なのだろうか。そんな疑問、否、論争がある。勿論、科学的に生物学 (Biology) 的にはきちんと結論はついている [こちらを参照の事]。だけれども、ぼく達が産まれ育った地域ではその生物は海老蟹 (Ebi-Gani : Shrimp-Crab) とも呼ばれている。だから忘れた頃に、この謎は蒸し返される。
そこで当時のぼくこう答える。
海老 (Shrimp) に決まっているぢゃんか、だって巨大蝦怪獣エビラ (Ebirah, The Sea Monster) は海老 (Shrimp) の怪獣 (Kaiju) だろう、と。
そしてそこに失笑が産まれる。

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2023.09.12.08.42

あくまのいけにえ

美しい光景がふたつある。
ひとつは映画の終幕、ものの見事に逃げ仰たサリー・ハーデスティ (Sally Hardesty) [演:マリリン・バーンズ (Marilyn Burns)] の哄笑をうけて、チェンソー (Chain Saw) を振り回すレザーフェイス (Leatherface) [演:ガンナー・ハンセン (Gunnar Hansen)]、俗にチェーンソーダンス (The Chainsaw Dance) と呼ばれるシーンである。
なぜ、それをぼく達は美しいと思うのか、美しいと呼ぶのか。
ひとつの理由としては、その背景にある。なにもないテキサス (Texas) の平原を朱く染める太陽を背にしているからだ。これがもし、それまで彼女が囚われていた彼の自宅だったら、必ずしもそうはおもわないだろう。
だが。

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2023.09.05.08.13

ろじゃーじえんじにあ

街を歩いていると不意にある音楽が聴こえてくる。有線や店内BGM (Cable Broadcasting) ではない。ストリート・ミュージシャン (Street Musician) の演奏でないのは当然で、どこかのだれかのヘッドフォン (Headphones) から漏れてくるモノでもない。
ぼくの脳内で勝手にある音楽が聴こえてくるのだ。
それがぼくの大好きな音楽ならばなんの問題もない。そうではない。どこのだれの演奏だか解らない。だから歩きながらその楽曲名、そうでなければ演奏者を捜し出そうと考える。
そして、その正体が判明しなければ当分はもやもやとわだかるばかりだし、判明すれば判明したでやはりわりきれないモノがそこに遺る。なんでいま、この楽曲なのだ、と。
先日の事である。
都営大江戸線都庁前 (Tochomae Station, Toei Oedo Line) を出て目的地まで向かうその途中、やはりある音楽が鳴り出す。ギター (Guitar) を主体とする下降するリフ (Riff) だ。そしてそのオブリガート (Obbligato) の様な役割で手拍子 (Hand Clappings) が鳴る。不穏な雰囲気がそこにはあるが、歩くぶんにはちょうど良いリズムだ。
なんだろう。ずっと考える。そのリフ (Riff) に続くであろうヴォーカル (Vocal) が聴こえる様で聴こえてこない。

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2023.08.29.08.33

ごろうとごろー

「甲状腺ホルモンのバランスがくずれて異常な発育を示すことがわれわれ人間の場合にもあります。そうです。ここはすべてのバランスがくずれた恐るべき世界なのです。これから30分、あなたの眼はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです」[『ウルトラQ伝説 (The Legends Of Ultra Q)』 [ヤマダ・マサミ (Masami Yamada) 著 1998株式会社アスキー (ASCII Corporation) 刊行] より引用]

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2023.08.22.08.15

ぐっどないとうぇるいっつたいむとぅごー

正しくは楽曲『グッドナイト・スウィートハート・グッドナイト (Goodnite, Sweetheart, Goodnite)』[カルビン・カーター (Calvin Carter)、ジェイムズ・ポーキー・ハドソン (James "Pookie" Hudson) 作]、1954年のザ・スパニエルズ (The Spaniels) のヒット曲にして彼等を代表する楽曲である。
但し、表題にある様に、この楽曲冒頭の歌詞をそのまま楽曲名に据えて流通させている場合がある。
オムニバス盤『アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック (41 Original Hits From The Soundtrack Of American Graffiti)』 [1973年発売] に収録されている際の収録曲名も楽曲『グッドナイト・ウェル・イッツ・タイム・トゥ・ゴー (Goodnight, Sweetheart, Well, It's Time To Go,)』である。

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2023.08.15.08.14

ほっとどっぐ

と謂っても雑誌『ホットドッグ・プレス (Hot-Dog Press)』 [19792004講談社 (Kodansha Ltd.) 刊行] の事ではない。
その雑誌が創刊される前の、これも、ぼくの幼児期での事である。

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2023.08.08.08.14

うづしほ

と聴いて憶い出すのはぼくの子供時代、自宅にあった二層式 (Twin Tub) の全自動洗濯機 (Automatic Washing Machine)、うず潮 (Uzushio : Whirlpools) [1969年頃 松下電気産業株式会社 (Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.) 製造販売] である。
だけれども、拙稿の主題はそこにはない。
森鴎外こと森林太郎 (Rintaro Mori aka Mori Ogai) が翻訳した短編小説『うづしほ (A Descent Into The Maelstrom)』 [エドガア・アルラン・ポオ (Edgar Allan Poe) 作 1841年 グレアムズ・マガジン (Graham's Magazine) 掲載 森林太郎 (Rintaro Mori) 訳 1910文藝倶楽部 (Bungei Club) 掲載] なのだ。青空文庫 (Aozora Bunko : The Open Air Library) の蔵書である。

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2023.08.01.08.19

すりーぴーほろう

1799年の物語である。その物語を映画化し公開した年の200年前だ。だが、それだけの事なのだろうか。
この年は世界史 (World History) 的にはフランス革命 (Revolution francaise) [178917991799年] の終焉とされている。そして、この物語の発端はアメリカ独立戦争 (American Revolutionary War) [17751783年] 当時の事件である。近代的な思想や理念が国家と謂う形式に則って顕現し、そしてそれが軌道に乗りつつあった時であると同時に、それに反動する勢力が擡頭した時代、すなわちナポレオン・ボナパルト (Napoleon Bonaparte) の登場である。
ただ、その事自体が物語に波及しているとは思えない。しかし、物語に於ける幾つもある対立軸の、その最も大きなモノをその事が主導している様にも、思える。
また、この年、視点を科学史 (History Of Science) に移せば、アレッサンドロ・ボルタ (Alessandro Volta) による電池 (Electric Battery) の発明があった年でもある。
そしてさらに余談めいた顔をしてこっそりと囁けば、最期の魔女狩 (Witch-hunt) と呼ばれるセイラム魔女裁判 (Salem Witch Trials) [16921693年] からおよそ100年が経過している。


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2023.07.25.07.36

こどもいす

絵画『子供の遊戯 (Kinderspiele)』 [ピーテル・ブリューゲル (Pieter Bruegel de Oude) 画 1560年作 美術史美術館 (Kunsthistorisches Museum Wien) 所蔵] の中央部下端、こちらに背を向けて棒馬 (Hobby Horse) に跨っている児童のうしろに、中央部に大きな穴の空いた函 (Box) がひとつ置かれている。
その穴を真横になる様に据えて、樹木に縛りつければ巣箱 (Nest Box) になりそうな気がしないではないが、その函 (Box) の用途はそうではないらしい。

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